出版社内容情報
松藤 かるり[マツフジ カルリ]
著・文・その他
Nardack[ナルダク]
イラスト
内容説明
特別に記憶力の良い瞳をもつ董珠蘭は、海神の贄として孤独に過ごしていた。そんな彼女の元にやってきたのが謎の青年・劉帆だった。彼女は窮地にある兄を解放する条件で劉帆に連れられ、国の中心、霞正城に。そして後宮の不穏を珠蘭の瞳で探るよう命じられる。人との触れあいに戸惑いながらも珠蘭は誠実に向き合い、後宮の盗難事件や呪いの謎に挑んでいく。その姿がしだいに劉帆や妃たちの心をも変化させ、信頼を勝ち得ていくが―?全ての謎の行き着く先は、触れてはならないこの国の根幹に関わる秘密だった。
著者等紹介
松藤かるり[マツフジカルリ]
2015年より、WEBで作品投稿を開始。2021年、魔法のiらんど大賞2020小説大賞ファンタジー・歴史小説部門特別賞のほか3つの賞を立て続けに受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
坂城 弥生
34
兄は本当に解放されたいのだろうか?2023/04/04
よっち
33
海神の贄姫として孤独に過ごす董珠蘭。そんな彼女の元に都で三年前に失踪した兄・海真からの使いとして楊劉帆がやってくる中華風ファンタジー。劉帆に連れられ、国の中心・霞正城にやってきた珠蘭。窮地にある兄を解放する条件として、後宮の不穏を探るよう命じる劉帆。不死帝の秘密がいきなり明かされたのには驚きましたけど、珠蘭が宮女の殺人事件や呪いの宮の謎、花妃たちの思惑を探る中で明らかになってゆく過去の花妃の失踪事件があって、変革への道のりはそう簡単ではなさそうですけど、彼らが幸せになる未来を願わずにはいられませんでした。2022/09/22
よっしー
21
色覚異常を持つ珠蘭が、ひょんなことから不死帝の後宮に女官として勤めることになる所から話が始まります。死なない帝、子は望まれない妃たち等珍しい設定で、楽しく読み終えました。色々な秘密はありましたが、それがかなり足早に解決してしまったのが残念な反面、明らかになった物を活かして、今後どのような話の展開となるのかが楽しみにもなりました。2024/07/07
なみ
17
海神の贄となっていた珠蘭は、謎の青年、劉帆に連れられて後宮へ。 不死帝の秘密、呪いの廃宮での殺人、失踪した花妃、夜中の金切り声。 魅力的な謎ばかりで楽しかったです。 特に第三章が好き! 序盤と終盤で印象が変わるキャラクターが多かったです。 それぞれが仮面の下に、不器用な優しさや揺るぎない覚悟、ひとりで背負うには重すぎる秘密を隠していて、そういった部分が見えるたびにそのキャラクターを好きになれました。 あと劉帆が珠蘭を餌付けするシーン、とても可愛くてずっと読んでたい……。2022/08/13
チロ子
13
兄に呼ばれ、兄を解放するために向かったヒロインだったが兄が嫌だな~😨😨2022/10/16
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