出版社内容情報
本書は、「動き」のデザインに関する新しい方法論を示すものです。プロダクト、デバイス、ロボットなどの人工物の動きの設計に携わるデザイナーやエンジニアに向けて、またスクリーン画面上のさまざまな動きを設計するデザイナーやアニメーターに向けて、動きの観察とデザインの新たなアプローチを提供します。
そしてもうひとつ、動きのデザイン論という本書の主題の裏に、「リサーチ・スルー・デザイン(RtD)」と呼ばれる、研究者(リサーチャー)自身がデザインの実践活動を通じて新しい知識の創出を図るという研究手法を詳らかにしています。本書は、リサーチ・スルー・デザインを基本姿勢として行ったひとつの研究プロジェクトを、一冊の本の中に丸ごと記録するという未だ類を見ない試みです。
内容説明
実践的デザインリサーチを通じて新たな知を創出する手法「リサーチ・スルー・デザイン」の軌跡とともに描き出す、15の“運動共感エレメント”と動きのデザイン方法論。ものの動きの設計に携わるデザイナー、エンジニア、アニメーターに、動きの観察とデザインの新たなアプローチを提供する一冊。
目次
序章 ダーウィンビルディング、四階西スタジオ
第1章 動きのデザインと美学
第2章 リサーチ・スルー・デザイン
第3章 運動共感のレンズ
第4章 キネステティック・デザイン・プログラム
終章 キネステティック・フューチャーズ
著者等紹介
三好賢聖[ミヨシケンショウ]
デザイナー、デザイン研究者。1990年兵庫県生まれ。2015年東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻修士課程修了。2020年英国ロイヤル・カレッジ・オブ・アートにてPhDを取得、最優秀博士論文賞受賞(ドイツ、アンハルト大学)。現在は日本学術振興会特別研究員PD。Studio POETIC CURIOSITY共同主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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