内容説明
政治的な問題は、各メディアのニュース報道によって構築されている―ニュースが「敵」を作り上げ、「指導者」を称賛/非難し、ささいな事柄を「社会問題」として取り上げていく過程を、人々の意味づけや解釈という視点から分析して、スペクタクル化=見世物化する政治に警鐘を鳴らす政治コミュニケーション論。
目次
第1章 政治についてのいくつかの前提
第2章 社会問題の構築と効用
第3章 政治指導者の構築と効用
第4章 政治的な敵の構築と効用
第5章 政治ニュースの曖昧さ
第6章 政治の言語と政治的現実
第7章 政治スペクタクルの戦術化と神秘化
著者等紹介
エーデルマン,マーレー[エーデルマン,マーレー][Edelman,Murray]
1919年、アメリカ、ペンシルヴェニア州生まれ。元ウィスコンシン大学教授、2001年没。専攻は政治学・政治コミュニケーション論
法貴良一[ホウキリョウイチ]
1953年生まれ。中央大学大学院法学研究科博士後期課程退学。現在、作新学院大学教授。専攻は政治学・政治理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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