出版社内容情報
軽工業、重工業、そして21世紀は質量ゼロのものづくり「超軽工業(ちょうけいこうぎょう)」へ──
『融けるデザイン』の渡邊恵太氏が解き明かす、「デジタル前提」時代の設計工法
本書は、UI/UXデザインのみならず、DX、IoT、メタバースなど、デジタル技術を前提とするこれからの「ものづくり」とデザインにおける新たな指針を提供するものです。
メタメディアであるコンピュータを用いてデジタルなものづくりをする真の意味と可能性を紐解きつつ、この限りある自然資源を保ちながら限りない人間の欲望を処理し、豊かな社会を実現するためには、「DX(デジタルトランスメーション)」だけでなく「PX=フィジカルトランスフォーメーション」が必要であることを提示します。そして、物質中心の従来の産業構造からの脱却と、デジタル技術を活用した新たな価値創造を探る産業概念「超軽工業」を提唱します。
何を物質(フィジカル)で作り、何をソフト(デジタル)で作るのか、反転する世界の再設計に向けた本質的な発想転換へと読者を導く一冊です。
内容説明
軽工業、重工業、そして21世紀は質量ゼロのものづくり「超軽工業」へ。物質で何をつくり、「何を」デジタルでつくるのか。世界の構造は、反転する。DX、IoT、メタバースなど、デジタル技術が前提となるこれからのものづくり、その設計工法をUI/UXデザインから解き明かす。
目次
序章 デジタルであるということはどういうことか
第1章 最強の人工物、スマホはどうよくできているのか
第2章 メタメディア時代のデザイン
第3章 メタメディア性をあらゆるハードウェアへ~UIを外在化するexUI
第4章 メタメディアと多様性のためのエコシステム
第5章 未来のインタフェース、インタラクション
第6章 超軽工業へ~ウルトラライトインダストリー
終章 我々がデジタル技術に希望と必要性を見出すのはなぜか
著者等紹介
渡邊恵太[ワタナベケイタ]
明治大学総合数理学部先端メディアサイエンス学科教授。博士(政策・メディア)(慶應義塾大学)。知覚や身体性を活かしたインターフェイスデザインやネットを前提としたインタラクション手法の研究や開発に関心がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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