出版社内容情報
UXライティングの真価を発揮するには、ユーザー視点に加えてビジネス視点も持つことが重要です。ユーザー体験の向上とビジネス目標の達成を同時に実現するUXライティングに必要な、マインドセット、ツールやフレームワーク、コラボレーションの方法論を、著者の豊富な経験とケーススタディを通じて解説します。
ビジネスを考慮したUXライティングでは、実際にコピーを書き始める前に、UXライティングが貢献すべきビジネス目標を特定し、その投資収益率(ROI)を測るための指標を定めます。さらにROIを最大化するために、改善プロセスを構築したり組織体制を整えたりすることもUXライターが担う役割となります。
本書では以下のような実践的な内容を紹介しています:
・UXライティングの価値をビジネスステークホルダーに効果的に伝える方法
・UXライターが適切なタイミングでプロジェクトに関与する方法
・ROIを高めるUXライティングのフレームワーク(KAPOW)
・ビジネス目標に紐づいた成果の測定と、改善プロセスの構築
・組織に働きかけUXライティングの協力者を増やすアプローチ
著者のヤエル・ベン=デイビッドは、ビジネス視点を持ったUXライティングを探求する、数少ない専門家の一人です。UXライティングの文章術に関する情報や書籍は多いですが、ビジネス視点をあわせ持ったUXライティングに特化している本書は世界的に見ても希少な存在です。
UXライティングに専門的に携わる方はもちろん、プロダクトマネージャー、デザイナー、そしてUXライティングに関心があるすべての方にとって、実践的なガイドとなる一冊です。
内容説明
できるUXライターは「コピーを書く」だけじゃない!ビジネス目標の整理、成果の測定、社内のプロセスづくりまでをも網羅。
目次
1 UXライティングのこれまでの歩み(UXライティングの歴史をたどる;UXライターの今 ほか)
2 UXライティングとビジネスが出会う場所(ビジネスパートナーを知ろう;KAPOW(カポウ) ほか)
3 UXライティングでROIを向上させる方法(意思決定の場に参画する;フリクションを減らす ほか)
4 論より証拠!UXライティングの成果の測定(測定を始める前の準備;定量データの測定手法と指標 ほか)
5 ビジネスに貢献するUXライティングの力(Content Ops(コンテンツオプス)
ボイス&トーン ほか)