出版社内容情報
あらゆる軍事作戦において必要不可欠な武器のひとつ、「通信技術」。「より早く、より遠く、より確実に情報を飛ばす」、それを追求した通信システム(技術)の進化とコンピュータ&デジタル通信網を活用することで実現する現代のNCW(ネットワーク中心戦)までを解説。通信の保全という側面から、暗号化やその解読技術にも迫る
【目次】
口絵
はじめに
軍事と通信
電気通信の仕組み
通信網の構築とその活用
データリンクと領域横断作戦
通信の保全と暗号化技術
通信を軽んじる者は通信に泣く
内容説明
マイナビ連載「軍事とIT」を単行本化!電波でつながる、暗号で護る。ITと軍事につよいテクニカルライター井上孝司が今日の防衛技術を楽しく、マニアックに解説するわかりやすい防衛テクノロジー・シリーズの6冊目。命令を伝達し、状況を共有し、作戦の成否を左右する「通信」の技術をとりあげる。
目次
第1部 軍事と通信
第2部 電気通信の仕組み
第3部 通信網の構築とその活用
第4部 データリンクと領域横断作戦
第5部 通信の保全と暗号化技術
第6部 通信なくして勝利なし
著者等紹介
井上孝司[イノウエコウジ]
1966年7月生まれ、静岡県出身。1999年にマイクロソフト株式会社(当時)を退社してフリーライターに。現在は航空・鉄道・軍事関連の執筆を手掛けるが、当初はIT系の著述を行っていた関係でメカ・システム関連に強い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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つわぶき
4
軍事通信、特に無線通信、データリンク及び暗号技術を中心に、電気通信の仕組みから軍用通信システムまで概説する本。従来は軍種毎に異なる通信システム(これは作戦空間的特性の相違によって求められる通信技術や周波数が異なっていたことによる。)が、相互接続可能な一元的な通信網を構築することでより有効な統合及び領域横断の前提となる環境を作為しとうとする軍隊の様子を垣間見ることができる。この際、その通信内容の保全のために暗号技術も重要となることが、エニグマ等の戦例を通して示している。通信の重要性を感銘させられる。2025/08/18
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