内容説明
1939年9月1日、ドイツがポーランドに進攻すると英仏が独に宣戦布告。その後戦いは西欧、北アフリカ、バルカンに広がり、1941年6月にはドイツとソ連の間で史上最大の陸戦が始まった。中国と干戈を交えていた日本も、1941年12月、英米に対して宣戦を布告。欧州から始まった戦乱は、アフリカ、アジア、太平洋、大西洋など世界中が戦場となる、人類史上最大の戦争に変容していったのである。本書では大戦の前哨戦と言えるスペイン内戦に始まり、第二次世界大戦の転換点となった1943年9月のイタリア降伏まで、第二次世界大戦の前半戦を、戦況図や写真を多用して視覚的に解説する。ポーランド進攻、西方戦役、英本土航空戦、バルカン戦役、北アフリカ戦線、地中海海空戦、バルバロッサ作戦、真珠湾攻撃、日本の南方攻略作戦、中国戦線、ミッドウェー海戦、ガダルカナル島を巡る戦い、ニューギニア戦線、エル・アラメイン戦、スターリングラード戦、ハリコフ戦、チュニジア戦、クルスク戦、シチリア線など、1943年9月までに行われた戦闘・戦役のほぼすべてを網羅した決定版。
目次
第1章 第二次欧州大戦の勃発(第二次世界大戦前夜;ポーランド電撃戦;冬戦争と大西洋の戦い;ヴェーゼル演習作戦;西方電撃戦;バトル・オブ・ブリテン;イタリアの進攻作戦;地中海の戦い(1940年)
バルカン戦役と「砂漠の狐」の登場
ビスマルク追撃戦)
第2章 独ソ戦と太平洋戦争の開戦~世界大戦へ(バルバロッサ作戦;タイフーン作戦;真珠湾攻撃;マレー電撃戦;比島攻略戦;蘭印・ビルマ攻略戦;赤軍冬季反攻とクルセイダー作戦;インド洋作戦と珊瑚海海戦;ミッドウェー海戦;ポートモレスビー攻略)
第3章 枢軸軍、各戦線で大敗―大戦の転換点(ツェルベルス作戦と青作戦;トブルク陥落;第二次長沙作戦と北支治安戦;第一次エル・アラメイン戦とガ島戦の開始;ガダルカナルの戦い;ガ島を巡る海空戦と第二次エル・アラメイン戦;トーチ作戦とスターリングラード市街戦;スターリングラード戦の決着;北アフリカ戦とガ島戦の決着;ブナ地区壊滅とい号作戦;カートホイール作戦)
第4章 クルスク戦車戦とイタリア降伏(アッツ・キスカ島の戦い;ヴォロネジ・ハリコフ攻勢;第三次ハリコフ戦の決着とクルスク北部戦区;クルスク南部戦区;シシリー島の戦い;イタリア降伏)
著者等紹介
堀場亙[ホリバワタル]
昭和42年生まれ。神奈川出身。ミリタリー関連の執筆を始める。以後、各誌で執筆する傍ら、ボードゲームのデザイン/製作も行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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