出版社内容情報
本書ではワイン用ブドウ栽培を科学的にとらえ、それを実際のブドウ畑でどう実践するかをわかりやすく解説します。
内容説明
「一番大事なことは、ワインはブドウの個性によって評価されるものであり、ブドウの個性は何なのかを深く考える必要があるということだ」ワインづくりは農業から、という信念を貫いてきた著者が、日本ワインの発展を願って次世代に伝える、ブドウ畑からのメッセージ。
目次
第1部 ヴィニュロンたちの四季―メドックの畑から(剪定;栽培方式の歴史とカラソナージュ;右岸と左岸の土壌と水分;ヴィニュロンたちの会食;除葉 ほか)
第2部 日本でワイン用ブドウをつくるということ―椀子ヴィンヤードの畑から(新たな自社管理畑を拓くビッグ・プロジェクト;畑の場所を決めるための調査;椀子ヴィンヤードの設計;椀子ヴィンヤードの品種を決める;日本における醸造用ブドウの栽培と収穫)
著者等紹介
齋藤浩[サイトウヒロシ]
1956年、山梨県鰍沢町(現・富士川町)に生まれる。1981年、玉川大学大学院農学研究修士課程修了。同年、三楽オーシャン株式会社(現メルシャン株式会社)に入社し、勝沼ワイナリー栽培課勤務となる。1988年~1990年、カリフォルニア大学デイヴィス校に留学し、当時の世界でも最新の栽培技術を学ぶ。1994年5月~1999年5月の5年間、フランス・ボルドー、オー・メドック地区にあるシャトー・レイソンに勤務。その間、ボルドー大学醸造学部で学び、DUAD(Dipl^ome Universitaire d’Aptitude a` la De´gustation)取得。2021年より、勝沼ジョウゾウ株式会社取締役副社長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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