出版社内容情報
過去200年間の多様かつ詳細なデータを用いて、いまデモクラシーに何が起きているのかを徹底的に解明した比較政治学の最新診断
内容説明
何が前例なきことなのか?何が起こり、何が起こりえないのか?世界的権威による診断。
目次
1 過去―民主主義の危機(全般的なパターン;崩壊と生存の歴史;歴史の教訓―何に注目すべきなのか)
2 現在―何が起きているのか?(危機の兆候;考えられる原因;何に説明を求めるべきか;何が前例なきことなのか)
3 未来は?(民主主義の機能;隠密な変化;何が起こり、何が起こりえないのか)
著者等紹介
吉田徹[ヨシダトオル]
1975年生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(学術博士)。北海道大学大学院法学研究科教授、パリ政治学院客員教授などを経て現在、同志社大学政策学部教授。専門は比較政治学、ヨーロッパ政治
伊〓直志[イサキナオシ]
1998年生まれ。東京都立大学(旧・首都大学東京)都市教養学部卒業。現在、同志社大学大学院総合政策科学研究科博士前期課程。専門は比較政治学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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山口透析鉄
25
これも市の図書館本で。政治学者による定量的な分析が基本ですが、民主主義が崩壊した事例のうち、チリのアジェンデ政権は米CIA先導のクーデターによるものなので、ワイマール憲法下のドイツとはだいぶ様相が異なりそうです。 選挙による政権交代、やはり重要だろうと思うので、日本は真っ当な民主主義国家かというと、果たしてどうだろうとも思います。 右派ポピュリズムの台頭って古くは1980年代のレーガン・サッチャー・中曽根康弘の路線に遡れそうです。日本の分析は翻者の1人、吉田徹さんの本でも読んでみようとは思います。↓↓↓↓2024/10/15