内容説明
真珠湾攻撃で米艦隊を叩き、英領マレー、蘭領東インド、フィリピンを攻略、日本軍にとっては華々しい戦いで始まった太平洋戦争。だが、ミッドウェー海戦およびガダルカナル島を巡る攻防戦をきっかけとして攻守ところを変え、日本の敗勢は日に日に濃くなっていった。戦況の悪化に伴い、日本軍では現実にそぐわない、実現不可能と思われる命令が出される場合もあった…。だが、そのような状況にあって、日本軍将兵は敢闘し、戦史に燦然と輝くような戦いぶりを見せた。本書は太平洋戦争の思わしくない情勢の中、北端の島、南洋、数多の戦空にて奮闘した、日本軍将兵の戦いの記録である。
目次
第1章 陸戦編(奮戦、第六師団 ナボイの殲滅戦;ルソンに吼える自走砲;硫黄島寸描 ほか)
第2章 海戦編(関東大震災の「長門」と連合艦隊;官民一体で救った川崎造船所;伊号第八潜水艦の冒険 ほか)
第3章 空戦編(米本土ヲ攻撃セヨ;南太平洋海戦の前哨戦;陸攻隊再生の夜間雷撃戦 ほか)
著者等紹介
松田孝宏[マツダタカヒロ]
1969年生まれ。編集プロダクション勤務を経て、現在フリーランスの編集者兼ライター
内田弘樹[ウチダヒロキ]
1980年、愛知県生まれ。小説家、ミリタリーライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。