出版社内容情報
北海道の蒸気機関車というと「C62重連」が真っ先に思い起こされるが、もうひとつ、最大の貨物用蒸気機閑車として知られるD52もまた晩年を北海道で過ごした一群があった。函館本線から室蘭線を経由して、直通貨物列車を牽引していた。その活躍の情景とともに、五稜郭機関区に残っていた11輛のD52を紹介。密閉式キャブに改造されたものを含め、最後のD52の姿を1輛1輛残す。また、偶然事故に遭ったD582に遭遇、その回収のために待機する操重車を含む救援列車のシーンは、貴重な記録といえよう。特集2としては、「雪のC62重連」。憧れに憧れて北海道を訪問するが、すべてがうまくはいかない。突然の風吹に撮影できなかった話や奮闘記など、当時を語ります。
著者等紹介
いのうえ・こーいち[イノウエコーイチ]
岡山県生まれ、東京育ち。幼少の頃よりのりものに大きな興味を持ち、鉄道は趣味として楽しみつつ、クルマ雑誌、書籍の制作を中心に執筆活動、撮影活動をつづける。近年は鉄道関係の著作も多く、月刊「鉄道模型趣味」誌に連載中。季刊「自動車趣味人」主宰。株)いのうえ事務所、日本写真家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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