出版社内容情報
アメリカ海軍、特撮を撮影す
第2次世界大戦中、B級モンスター映画界のスターであるシムズ・ソーリーは奇想天外な仕事の依頼を受ける。相手はアメリカ海軍で、巨大なトカゲの着ぐるみに入ってほしいというのだ。
アメリカ海軍は巨大な火を吹くトカゲを生み出し、日本を降伏させようという極秘計画を進めていた。ところが、ベヒモスと名付けられた全長400メートルの怪獣はコントロールが効かなかった。海軍は苦心の末に着ぐるみを使い、ベヒモスが日本を破壊するのを日本の外交団に見せつけようと決断したのだった。
そこでベヒモスのスーツアクターに選ばれたのが数々のモンスターを演じてきたシムズ・ソーリー。拒否権などないシムズは、戦争を終わるならばと、この二度とない〝生涯最高の役〟に取り組むが……。
一見、荒唐無稽でありながら、人類への愛に満ち溢れたシオドア・スタージョン記念賞受賞作。
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【目次】
内容説明
米国海軍、怪獣映画を制作す!?第2次世界大戦中、アメリカ海軍は火を吹くトカゲを開発。ところが、トカゲたちが制御不能と判明したため、着ぐるみが街を破壊するのを日本の使節団に見せようとするが…。荒唐無稽でありながら、人類への愛に満ち溢れた傑作。
著者等紹介
モロウ,ジェイムズ[モロウ,ジェイムズ] [Morrow,James]
1947年、フィラデルフィア生まれ。メディアや教育関係の仕事をしたのちに、1981年にThe Wine of Violenceでデビュー。風刺と宗教というテーマを含んだ作品が多く、いずれも高い評価を受けている。1988年に「おとなの聖書物語 第17話 ノアの箱舟」でネビュラ賞短篇小説部門、1991年にOnly Begotten Daughtで世界幻想文学大賞、1995年にTowing Jehovahで世界幻想文学大賞、本書でシオドア・スタージョン記念賞を受賞している
内田昌之[ウチダマサユキ] 
1961年生まれ。翻訳業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。


 
               
               
               
               
              


