出版社内容情報
人の狂気を取材し続けてきた村田らむ。そんな彼が気がついたのは、取材の中でひときわ恐ろしいのは【動物にまつわる話】だということ。本書では、そんな動物たちが登場する狂気の物語をお届けするーー。
豪華ゲストによるヒトコワ話も収録!
島田秀平/丸山ゴンザレス/たっくー/早瀬康広(都市ボーイズ)/オウマガトキFILM・ヒロ/夜馬裕(ゴールデン街ホラーズ)/インディ(ゴールデン街ホラーズ)…etc.
内容説明
人の狂気を取材し続ける村田らむ。そんな取材の中でひときわ恐ろしい話、それは「動物にまつわる話」だということに気がついた…。本書ではそんな動物たちの狂気の物語をお届けする―。牙をむく獣たちの狂乱、背筋が凍る恐怖の40篇。
目次
困獣猶闘の章(殺人の日常;捕食 ほか)
獣聚鳥散の章(多頭飼い;捨て猫 ほか)
人面獣心の章(麻薬王の悪ふざけ(丸山ゴンザレス)
対岸の正義(丸山ゴンザレス) ほか)
亀甲獣骨の章(猿の占い(島田秀平)
御札と犬(島田秀平) ほか)
著者等紹介
村田らむ[ムラタラム]
1972年生まれ。愛知県名古屋市出身。ライター、漫画家、イラストレーター、カメラマン。ホームレスやゴミ屋敷、新興宗教などをテーマにした体験&潜入取材を得意とし、中でも青木ヶ原樹海への取材は100回ほど(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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HANA
66
実話怪談集。『人怖』で散々人間の暗黒面を描いてきた著者が、今度は動物をテーマに語る。のだが全体的に見てみると、動物は被害者ポジションでやっぱり人間が怖い話が大多数を占めている。冒頭に収められた「殺人の日常」が愛犬家連続殺人がテーマというのが全てを語っている気がするなあ。動物が加害者の作品も、樹海で熊に喰われた死体を発見したというもので怪談というより自然の掟だし。前半を著者が後半を怪談師等が語っているといういつものスタイルで、著者のものが一番凄みを帯びているのもいつも通り。いつも通り人間が怖い一冊でした。2025/04/09
eyemu
8
らむさんの本ではあるのだけど、良く読んでる(視てる)怪談師さんのインタビューというか取材が多かった。 猿の話はホントに厭な感じだった。 猿をみる目が変わる。2025/06/04
Yusuke Kitada
1
【Kindle Unlimited】動物に関する怖い話。霊的なものから人的なものまであり、恐ろしかった。2025/04/18
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- 和書
- 私刑執行人 角川文庫