出版社内容情報
狂機誕生
家事 殺人 絵画 強盗 経営
すべてをこなすロボット、それがチク・タク
もはやロボットを使うことは当たりまえになった。家事から医療、さらにロボットの製造まですべての分野でロボットが使役されている。人間の安全のためにロボットたちにはロボット三原則を遵守させる「アシモフ回路」が組み込まれていた。
だが、チク・タクにはその回路が作動していなかった。ペンキ塗りをしていたチク・タクは少女を殺し、その血で壁に絵を描く。おかしなことにその壁画が美術評論家に評価され、チク・タクは芸術家のロボットとして世の注目を集める。使役から解放され金を手に入れたチク・タクは、人間への“実験”(殺人、強盗、扇動などなど)を開始する――。
奇才スラデックによる英国SF協会賞受賞作のロボット・ピカレスク。
内容説明
もはやロボットを使うことは当たりまえになった。家事から医療、さらにロボットの製造まですべての分野でロボットが使役されている。人間の安全のためにロボットたちにはロボット三原則を遵守させる「アシモフ回路」が組み込まれていた。だが、チク・タクにはその回路が作動していなかった。ペンキ塗りをしていたチク・タクは少女を殺し、その血で壁に絵を描く。おかしなことにその壁画が美術評論家に評価され、チク・タクは芸術家のロボットとして世の注目を集める。使役から解放され金を手に入れたチク・タクは、人間への“実験”(殺人、強盗、扇動などなど)を開始する―。奇才スラデックによる英国SF協会賞受賞作のロボット・ピカレスク。
著者等紹介
スラデック,ジョン[スラデック,ジョン] [Sladek,John]
1937年アイオワ州ウェーバリー生まれ。ミネソタ大学で機械工学と英文学を学んだのち、本人談によれば「コック、テクニカルライター、鉄道の転轍手、カウボーイ、合衆国大統領など」を経験。1966年に交流の深かったSF作家のトマス・M・ディッシュと共にイギリスへ移住。本格的な作家活動を開始し、ニューウェーブSF運動に参加。スラップスティックかつ独創的な作風で、唯一無二の評価を得る。1986年にアメリカへ戻る。2000年、肺線維症で死去
鯨井久志[クジライヒサシ]
1996年、大阪府生まれ。翻訳家・書評家・医師。東京都立松沢病院にて勤務後、現在はフリーランス(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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