出版社内容情報
本物の戦場で傭兵をしていた、軍事評論家・高部正樹を描いたコミックエッセイ。傭兵の報酬は? 食事はどうする? どうやって傭兵になるの? といった生活の裏側から、現地の市民との関係性、死にそうになった体験、戦闘の詳細、少年兵の実情などの報道されない真実まで、 本物の戦場のリアルを描きます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しぇん
20
KindleUnlimitedで。長年海外で傭兵をやっていた方の体験談を聞き取りコミカライズされたもの。普通の日本人には想像がつかない世界で中々興味深く読めました。生き残っているのは運とありましたが、実弾が横に飛んできたりしてるので本当に運だよなぁ…と。いないものとして扱われたり、仲間から撃たれた人いたりとエピソードも多すぎでした……2024/02/07
フロム
13
傭兵のインタビューを元にしたドキュメント漫画。傭兵、漫画家、編集者全員がダサくて悲しい素の傭兵像をキチンとまとめるぞ!と言うコンセンサスがとれてるので完成度の高い本になっている。ザックリとした印象は上下関係の希薄な土方業界に雰囲気が近いのかなと。ニシカワタク氏の絵柄のせいもあるが極限状態のエピもなんだかぼのぼのしちゃっているのは 功罪両面あるが中々面白い本だと思う。構成力高いのでサクサク読めるのも良い。2021/04/02
かなすぎ@ベンチャー企業取締役CTO
11
おもしろい!!!給料もほとんどもらえないのに、戦争に参加したいから、歩兵として参加する。どんな思考回路しているんだろうと思ったが、傭兵というのはいろんな国から多くの人が集まっているようで、そういう考えをもっていて、実際に行動にうつしていく人たちもいるんだなと思った。高部さんは運良く生き残ってるだけで、多くの傭兵は死んでいる。それをコミカルに漫画にすることで、ライトに読めるので良い。字面だけだとけっこうハードな内容。2022/10/10
kokekko
8
面白かった! 絶対に一生経験しないであろう傭兵の仕事の内容がディテールたっぷりにルポされていて面白かった。本当に大変な仕事なのだな……。やりがい搾取と言う言葉があるけれど、この人たちの「仕事」ぶりは、もうそういったものを超越しているように感じる。2022/06/06
fap
5
タイトル通りの内容。 硬軟取り混ぜての戦場エピソードが面白くて辛い。 給料が高いわけでもなく、命の危険があり、周囲から感謝されることもなく。 それでも彼らは戦場に向かうのである。 2022/05/01
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- 和書
- はだしのゲン 〈下巻〉