内容説明
ほふく前進でしか動けない部屋、開かずの冷蔵庫が4台ある部屋、物を捨てられない孤独な老人が住む部屋、キッチンがトイレになった部屋、想像を超える超ド級の汚部屋。そこには…現代社会が抱える闇があった。
著者等紹介
おがたちえ[オガタチエ]
葬儀屋・編集者などを経て漫画家に
みなみ[ミナミ]
1964年生まれ。2008年夫と共に代行サービス孫の手個人創業。2015年株式会社代行サービス孫の手設立。2016年株式会社まごのてに商号変更。2019年一般社団法人「ゴミ屋敷片付け支援協会」設立。大学との共同研究や講演活動を通じて、おせっかいは世界を救うことを部屋と心の関係の伝道師として広く世の中に伝えるべく、一般社団法人を設立し現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
47
Hoarderと呼ばれる、ため込んでしまう人々の家を片付けるアメリカの番組に今年娘とはまりました。ただ片付けるだけではなく、心理学者がどんよりと曇った目をした人々を励まし、問題を共に探る部分に興味を覚えます。日本のものは清掃部分ばかりに焦点が当てられていて物足りなかったのですが、この掃除人の方はアフターケアをされているとのことで、そもそもなぜゴミがたまり始めるのかに言及されているところが興味深かったです。夫と「フロアに物を置かないこと」の重要性にじ~ん。とはいえ、我が家は結構散らかった家ですけどね♪2021/12/28
香菜子(かなこ・Kanako)
24
汚部屋掃除人が語る命が危ない部屋。おがたちえ先生とみなみ先生の著書。汚部屋に住むのも汚部屋で暮らすのも汚部屋を卒業できないのも汚部屋住民の勝手。でもいくら汚部屋でも命が危ない汚部屋になってしまっては自分にも周囲にも不幸で大迷惑。汚部屋でも誰にも迷惑かけていないし汚部屋と言われても大きなお世話だなんて偉そうに主張したり反論するのは自己中心的迷惑行為なのかも。2021/12/16
うなぎ
19
この人の松原タニシの事故物件漫画が面白かったので作者買いと汚部屋清掃の実態に興味があって。読書メーター始めて読んだ本の中でぶっちぎりのダントツで閲覧注意の生臭汚いグログロ生々しさだった。作者の漫画力の巧みさもあったけど事実は小説より奇なり…。ほぼ8割黒いG、6割はハエのベイビーと排泄物、5割は死体の水分的なサムシングなので、虫嫌いの人、食事前は本当に危険。ギャーッとなる話ばかりだったけど、だからこそ汚部屋専門業者のみなみさんの信念の強さと汚部屋の住人へのお気遣いに尊敬したい😭ありがたやありがたや!2020/10/04
まゆまゆ
18
仕事中に見かけてちょっと気になり、手に取りました。汚部屋清掃会社のお話。単純に汚部屋と言っても色々なものが。カバンや服などの荷物、ゴミ、そして孤独死の痕跡…特に生ゴミ、トイレ関係はエグくて、本を閉じて「(;´∀`)おぅふ…」の繰り返し笑 ただの掃除ではないので本当に頭が下がります😭 多分私には無理だ笑 2019/08/14
よぶ
15
このシリーズは面白いです♪でも、ただ面白いだけではなく凄絶な部屋を目の当たりにして、テキパキと片づけていく!!嫌がられる仕事かもしれないが、誇りをもって仕事をしている姿に頭が下がりますm(_ _)m汚部屋にならないように気をつけないと…^_^;2019/07/13