内容説明
下着はお古をみんなで使い回し。子殺しの母親には壮絶いじめの制裁。受刑者の背後に被害者の霊が…!週に1度のパン&ぜんざいがごちそう!好きな女性をめぐって陰湿な嫉妬バトル。元受刑者が明かす塀の中の実態!
目次
第1章 女子刑務所の暮らし(刑務所へいらっしゃい;刑務所の実態;まるで異世界 ほか)
第2章 強烈な女囚たち(複数の顔を持つ女;毒物混入事件の女;女囚たちの嫉妬バトル ほか)
第3章 女子刑務所の心霊話(霊は知っている;幽霊と暮らせば;生き霊は怖い ほか)
著者等紹介
東條さち子[トウジョウサチコ]
マンガ家をしながら日本でアパート経営、スリランカでホテルを経営するプチ実業家。コミックエッセイを中心に著書多数
今は普通の主婦[イマハフツウノシュフ]
有印私文書偽造と詐欺罪で2度、刑務所に入る。自身の刑務所体験をマンガ誌『本当にあった愉快な話』(竹書房刊)へ投稿したことがきっかけでマンガの連載が始まり、単行本『女子刑務所へ入っていました』ができあがった。今は夫と娘がいる普通の主婦として暮らす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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あっか
54
好奇心に負けて。うーん、やっぱりどう考えても入りたくないしあんまり深追いしたい世界ではない(>_<)色々怖い!刑務所暮らしのあれやこれやはもちろん、どういう事情で収監されているか?や、まさかのあの有名な女死刑囚とのエピソードも数人出てきます。あと、きっとあるんだろうなあ…と思わせられる幽霊話も。きちんと生きよう、と改めて思いました。2019/01/07
鷺@みんさー
31
いじめ、見栄、嘘、盗み、嫉妬、レズビアン、などなど色々あるけど、なんだかんだ仕返しやらしてるあたり、主人公も当然それなりに「いい性格してんなぁ」だと思うけど。それより殺人した人や自殺した囚人の怨霊の話が白眉で興味深かった。怪談、ホラー好きな諸兄におすすめ。2021/02/08
みーなんきー
27
刑務所内の暮らしや中にいる人間達の過去、人間模様についての本。端から端までリアルで恐ろしく、緊張したり、動揺したりしながら一気読みしました。特にかつて世間を騒がせた同僚ホステス殺しの福田和子や、祭りでカレーライスにヒ素を混入させた林真須美と、刑務所内で直接会話をした話。本人達から事件や、今の心境を聞いた件など、どんな本でも知り得なかった真実が盛沢山で、こんな角度から真実を知れるとは!と、ある種の驚きがありました。2020/04/29
のりすけ
21
刑務所の話を読もうとしたら途中からどこかで聞いたようなオカルトになっていく。そんなんどうでもええんじゃ!とちょっとお怒りプンスコ。オカルトに流れるならもっとオリジナリティのある話にして。刑務所「へ」より刑務所「に」の方が音の響きがいいと思うんやけど、そこは好き好きってことで。2022/06/03
プル
20
びっくりした。漫画だと知らず、図書館で予約した本。手提げの紙袋を作っているのは知っていたけれど、し〇むらの縫製も彼女らなのね。何を基準に生きてきたかは人それぞれにしても、かなりずれている人は…御厄介になるのだろうか。 物事の優先順位が間違っているからだろう。この主人公?は、霊感があるとのこと。それが辛かったり、役に立ってしまうこともあるご様子。絶対に行ってはならない場所だとも思う。しかし、こんな場所であるというのも漫画で知っていて悪くないかな。しかし、刑務所の環境衛生、下着のお古とか、生理用品の件は心配。2021/10/20
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- 虚報 文春文庫