感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夢追人009
280
本書は誠に嫌な話がてんこ盛りの著者の最恐傑作と呼んでいい一冊ですね。実は本書には巻末に見ると不幸を呼ぶ写真が掲載されています。これは本当に実話で私は写真を見た数分後にうっかりハサミで指の先を突いてしまい血が噴き出しました。絆創膏を貼って今では痕跡もなく以後作業時には必ず手袋を着用する事にしましてマアその程度で済んで幸いでしたが、著者は写真を見るのは自己責任と書かれていますので皆様マジでお気をつけ下さいね。『狐と犬』峰岸さん一家はペット可のマンションへ愛犬のピッピ、ヨークシャーテリアの雌を連れて越して来た。2021/07/04
HANA
62
実話怪談集。特別印象的なのは何と言っても「入ってはいけない家」。「カシマさん」や「キジマさん」を初めて知った時同様の嫌さを感じたし。第四の壁をあっさり越えてくるのは、ある意味飛び道具でしょう。あ、ちなみに巻末の写真はばっちり見ました。そういう意味では「オリンピックの年に」もその系譜に入るのかな。あとは著者独特の嫌さを含んだ作品があちこちに見受けられて、そういうのに良いのが多いように思う。ある「条件更新」とか「狐と犬」「禍仏」「ランキング外を目指して」とか。一見いい話もどこかに嫌さがあって、それもまた好み。2018/10/01
澤水月
25
半ばくらいから小説的なものが多く。「おかあちゃん」「届かない二人」など佳品もあるのに残念。これは個人的な好みの話になるが何年に人が大量に死ぬ、など事前に不安煽るタイプの怪談は大っ嫌いで受け付けない。以前、表をつけて左右の軸に交わった数から寿命読み取らせた別の怪談作家がいたが私は読んだ当年に死ぬとあり死ななかったが死ぬほど酷い目にあい病んだ、のと、その数ヶ月後に東日本大震災が起きた。読んで今年死ぬのかと嫌な気持ちになり実際…な人がいたのではと思うと今も怒り覚える。公刊しのちに残る書物は出す情報取捨すべき2018/01/01
海星梨
10
KU。期待値高すぎになってた、つくねさんの単著でしたが、あんまり。最後の方はヤバいのもあったけど。巻末の写真は見ません!笑 2023/05/17
さりぃ
10
#恐怖箱 万霊塔 #つくね乱蔵 KindleUnlimitedで読了。 自己責任写真、普通の古いおうちのものって感じでした。 でもページをめくったら見えちゃったので(あれまあ😓)となったけどさほど怖くはなかった。 『石の箱』『高い煙突から』『飛ぶ妻』『群れる秘仏』『禍仏』『どさり』『入ってはいけない家』 が好み。2019/08/05