内容説明
男は四十歳を過ぎても童貞だと妖精になる―。そんな秘密を持つ阿久津家次男・喜晴は、過去には地元のヤンキーを束ねた族の頭、現在は健康診断の数値が気になるお年頃のサラリーマンだ。だが、妖精化した兄に「男にモテる魔法」をかけられ、近所の老人にまでイヤらしい目で見られるはめに。しまいには部下の犬山から猛烈なアプローチを受けて…。阿久津は、昼間はサラリーマン、週末の夜は妖精ハンターとして犬山と一緒に兄を捜し始めるが!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タビサ
37
30歳まで童貞なら魔法使い、更に40歳までなら妖精化の都市伝説が受け継がれている家系があるなんて。37歳で急に同性からモテ始めた阿久津。それはブサイクな兄がDTのまま魔力が使えるようになり、イケメンでモテまくりの弟の阿久津に呪いをかけたから。そんな時に彼に告白してきたのが部下の犬山。呪いのせいでは無くそれ以前から阿久津が大好きだったと一途で尽くすワンコで憎めない。妄想炸裂の犬山に笑った。オッサンの妖精化とかアホでエロくてファンタジーも中原さんにかかると面白い。続編ありそうな感じかな。2017/07/16
みい。
33
楽しく読了。始終ニマニマ笑いながら読むことができるノンストレスのラブコメ上司に惚れ尽くしてる秋田犬キャラの後輩くんが、愛の言葉を必死に紡ぐ、その言葉の羅列がめちゃ面白いです〜。止まらなくなってたり、だんだん変態さんになったりとね。その子に絆されちゃう主人公も大人の色香で良い!てことで、続編希望♬ていうか、チラリチラリと登場してた主人公の従兄弟(美しい童貞で妖精になっちゃったらしい)のスピンが読みたいです〜!気になる!2017/05/12
青龍
32
面白い!シリーズ化を希望します。コメディだけど、丁寧に描いているから、突っ込みたくても、「そういうもの」で読者を納得させてしまうのが凄い。そして、犬山くんの官能小説風エロ台詞が、ツボだわ。2017/05/27
フキノトウ
31
作者さんが仰っているように、アホアホなお話。深く考えずに楽しめました。ちょっと疲れたような阿久津が、たまに色っぽく見えてドキッとした。妄想が激しい年下ワンコ犬山の言葉が可笑しい。2017/08/09
きょん
26
中原さんのワンコ年下攻めは一途で健気なだけでなく、官能小説張りの口説きセリフを吐きまくる良い変態でした。妖精ハンターシリーズ化しないかな。2017/05/25
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