出版社内容情報
2014年、1年生バッテリーを擁し東東京大会11度目の決勝進出で悲願の夏の甲子園を勝ち取った二松学舎高校の軌跡を追う。
内容説明
名門・二松学舎高校野球部―。毎年、激戦区・東京で上位に勝ち上がり、選抜甲子園は準優勝を含め幾度も出場している。過去、夏の東東京大会の決勝に進出すること10度。しかし、そのすべてで、ことごとく敗れ去ってきた。夏の甲子園出場は二松学舎の夢、悲願だった―。
目次
第1章 自責―好敵手への溝 市原勝人・荒木大輔
第2章 哀切―史上最強 初芝清・辻貴裕
第3章 誤認―二松学舎女生徒 斉藤真澄・奥野康子
第4章 独尊―エリートと雑草 芦川武弘・立野淳平
第5章 維新―無敵のクリーンナップ 近内亮介・山崎裕史・五味淵健太
第6章 破綻―悲運の投手 小杉陽太・松木基
第7章 曙光―一年生トリオ 大江竜聖・今村大輝・三口英斗
第8章 雌雄―決勝戦 二松学舎 対 帝京
第9章 天稟―時代の寵児 清宮幸太郎
終章 曲解―帝京 前田三夫
著者等紹介
松永多佳倫[マツナガタカリン]
1968年生。岐阜県大垣市出身。琉球大学卒。現在、琉球大学大学院人文社会科学研究科在学中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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りやう
2
夏の東東京大会決勝10連敗で有名な二松学舎大学附属高校野球部のドキュメント。2014年の悲願の初優勝の帝京戦をバックネット裏で観戦し、翌春のセンバツ1回戦、松山東戦はアルプスから応援したが、あの興奮が昨日のことのように蘇る。二松学舎大学附属野球部の礎を築いた青木久雄元監督、歴史の大部分で中心にいた市原勝人現監督を縦軸に、決勝に進出した各世代のOBの活躍と苦悩が語られる。東東京を沸かせた「1年生トリオ」も今夏で引退。次世代の二松学舎に期待。2016/08/15
史
1
根本陸夫と言う名前がこの学校の本からも出てくるとは思わなかった。あと小杉選手の脱走話も必見。2017/04/13
snakedoctorK
0
二松学舎は甲子園常連校だと思っていたら夏は都大会突破できずにずっといたんですね。意外でした。 市原監督が選手に甲子園に行かせてくれと言ったシーンはジーンときた。それまでも何度その言葉を使いたかったことか。2018/06/29