内容説明
1916年、厳冬のルーマニアから数十億ドルの財宝を積んだ列車がロシアへと出発した。ドイツ軍の侵攻を恐れた政府がロシアと協定を結び、国中の財産の移送を決定したためだった。しかし、その列車は二度とルーマニアへ還ってくることはなかった―。そして、現代。謎の多い富豪パピノーによって5人の男女が集められた。元特殊部隊の指揮官コッブをはじめ、武器、潜入、コンピューター、言語と歴史といった各分野のエキスパートたちだ。彼らに下されたミッションは、歴史の闇に消えた財宝列車を手に入れること。だが、ロシアに渡ったコッブたちの周辺に不穏な影がちらつきだす…。プロたちがチーム“ハンターズ”を結成し歴史的な財宝を追う、謎とアクション満載のシリーズ第1弾!
著者等紹介
カズネスキ,クリス[カズネスキ,クリス] [Kuzneski,Chris]
1969年ペンシルヴァニア州生まれ。ピッツバーグ大学卒業後、教師を務めていたが、作家への転身を決意。2002年に自費出版したPlantationが評判となり、出版社と正式契約を結ぶ
桑田健[クワタタケシ]
1965年生まれ。東京外国語大学外国語学部英米語学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Richard Thornburg
14
感想:★★★★ 本著者作品初読です。 命令口調のタイトルはご愛敬(笑)…ってか、このジャンルのお約束かも? どうもシリーズものらしく、本作はシリーズ第1弾です。 内容的にはWWIの最中にルーマニアからロシアへ向けて出発した列車へ積んだ消えた財宝を探すというもので、トレジャーハンティングものの中ではモロにストライクゾーンです。 どこかの政府機関ではなくて、ボスの大富豪が個人的に結成した『ハンターズ』なる元軍人/元CIA/コンピュータの天才/言語&歴史のエキスパートによるチームであるところがミソ。2016/09/02
寧々子
11
財宝を奪還するために集められた面々は、各々の分野では天才だけど癖も強く揉めてばかり。 THE HUNTERSの結束力がどこまで高まっていくのか、このシリーズの読みどころにもなりそうな予感。くだらないことを言い過ぎて、チームに無視されるマクナットはけっこう好きです♪ 消えた財宝の探索に乗り出すのですが、本格的に乗り出す前に上巻は終わってしまったけど、そのぶん下巻が楽しみ! 他にも気掛かりなことがあったりと、期待値が上がりました♪2017/06/19
永田 誠治
4
読みやすい!ほぼイッキ読み!ほんと最近の海外小説は読みやすくなった。早々とハリウッド映画化が決定しているようなので、自分も勝手に脳内キャストして読んでいた。コッブ:チャニング・テイタム(G.I.ジョー)、マクナット:トム・ハーディー(インセプション)、ガルシア:ジャスティン・ロング(ダイ・ハード4.0)、ジャスミン:ジン・ティエン(キングコング髑髏島の巨神)、そしてサラがずっと定まらなかったんだけど、イメージはアリシア・ヴィキャンデルなのに、ブロンドというからジェニファー・ローレンスに落ち着いた(笑)2017/11/08