蜜猫文庫 甘い束縛―軍人侯爵の淫戯

水嶋 凛【著】

竹書房（2014/12発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 286p／高さ 15cm
• 商品コード 9784801901070
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

軍の研究所で働くアリシアは大佐となった元婚約者、レイモンドと再会する。アリシアの監視役になったと告げ、彼女の純潔を奪って束縛するレイモンド。「ひどくていい、僕をほしいと、僕に頼ると言ってくれ…」かつての優しさを見せるかと思えば、淫靡な責めで昼夜となく彼女を乱れさせ、自分を求めさせるレイモンド。婚約は理由あってのもので愛されていなかったはずなのに…思いがけない彼の執着に思い惑うアリシアは！？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[sweet""]

本棚整理で再読。ヒロインへの愛が行き過ぎて情緒不安定なヒーローがたまに読みたくなると思い出す本。読むたびにヒロインにもヒーローにも「めんどくせー」と思うのだが、今回もヨロめいてしまうのであった。

2023/09/27

[六花]

学生時代に恋人同士だった二人が少女ﾏﾝｶﾞみたいなすれ違いをしてた。その後再会したﾋｰﾛｰはﾔﾝﾃﾞﾚ化していてﾋﾛｲﾝを束縛するけど、単純な復讐ではなくちゃんと理由があったのが良かった。ﾋｰﾛｰがﾋﾛｲﾝに酷い‘ｺﾄ’をしてここまでするつもりはなかったと反省するけど、いやその前にそんな道具用意してんなよと心の中でﾂｯｺﾐを入れときました。　　　　

2015/07/23

[ぽんぽこ]

元彼に陰口を言われたことがトラウマになっているヒロインのアリシアと、なんで振られたか分かってないレイモンドのすれ違い感がやきもきさせていいですね。レイモンドはこんなナリしてメンタルお豆腐なので少し情けない笑。アリシアは手に職つけた研究員なのでしっかり自立している反面、だからこそ男女の機微に疎いところも。そんな二人だからお似合いなのかなあとも思います。きっと二人はずっとこんな感じなんですかね。

2021/12/17

[さつき]

絵師さん買い。すれ違いものは誤解の理由がこじつけだと興ざめしてしまうけれど、これは上手いというか、自然な流れ。ストーリーにもキャラにもブレがなく、じっくりと物語世界に浸って読み進められました。このレーベルはページが足りないという印象があって少し敬遠していたけど、これは見事に構成されていました。多めのエロも無理がなく、ちょいSだけどうちに秘めているのはヒロインへの一途な執愛というヒーロー（作者さんいわく・ソフトヤンデレ）が私の好みドツボで、すっごく面白かったです！次作が楽しみな作者さん。

2016/06/26

[奏]

☆4　これは拗らせ系ヒーローだと序盤のほうに分かりつつ読めた。ヒロインに逃げられたと思って病んできた拗らせヒーローとのすれ違いと再会。ドキドキしながら読めたました。ヒーローが美しい系軍人さん！ツボだ。

2015/07/31