内容説明
文武両道名将の書簡集。江戸城を築いた、江戸っ子の元祖太田道潅。腹の中にものを隠せない江戸っ子気質のため、誤解により遭遇した非業の最期。
目次
大串ノ弥七郎出仕の事は
降人等の事
毛呂三河守父子の進退の事
小宮山左衛門太郎の事
屋形の近陣御催促に就いて
事新しく申す事に候と雖も、先年五十子御難儀の刻
道潅申す如くは、景春元より器用無き為
翌年三月道潅は駿州へ向かう
河内へ御移りて巳後
河内御座の時分
江戸近所
相州には景春被官人溝呂木
当方元より無勢に候の上、河内へお供し
同十三日江戸より打ち出で
相州小沢要害
白井に於いて徒に日数を送られ
十二月二十七日漆原へ天子の御旗を出され
広馬場御陣の時
倉賀野御陣より
修理大夫には、親に候入道を相添え〔ほか〕
著者等紹介
尾崎孝[オザキタカシ]
1940年生まれ。東京外国語大学外国語学部英米語学科卒業。公立高校教諭、私立高校校長などを経て、地域ボランティア活動に専念。NPO法人「太田道潅顕彰会」理事。認定NPO法人「江戸城天守を再建する会」会員。長尾景春の伝承地を歩く会会長。著書「道潅紀行」初版本(PHP Publishing)が、2010年日本自費出版文化賞地域文化部門の入選作品となり、ベストセラーとなった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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