内容説明
太田道潅の200か所の史跡・伝承地を探訪し、三つの謎を考える旅―山吹伝説の謎、道潅30連勝の謎、道潅非業の最期の謎。不確実な時代にリスクを避けない男の生きざまが、戦うサラリーマンの共感を呼ぶ。団塊の世代を、回顧と鎮魂の旅へ誘う。旅好きの歴女への案内書。若い人たちへの太田道潅入門書。
目次
太田氏の出自と関東の混迷
道潅の出生地(相模)
太田道潅のふるさと(武蔵)
道潅の幼少年、青年時代
江戸城の築城・道潅がかり
太田道潅公追慕之碑
雌伏する道潅
河越城の築城・古河公方と対峙
水に浮かぶ白鶴城
版図拡大・出城と伝城と物見台〔ほか〕
著者等紹介
尾崎孝[オザキタカシ]
1940年生まれ。東京外国語大学外国語学部英米語学科卒業。公立高校教諭、私立高校校長などを経て、現在は地域ボランティア活動に専念。NPO法人「太田道潅顕彰会」理事、NPO法人「江戸城天守を再建する会」会員、長尾景春の伝承地を歩く会会員。『道潅紀行』初版本(PHP Publishing)が、2010年日本自費出版文化賞地域文化部門の入選作品となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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