内容説明
大正13年、底引き網漁で多くの縄文・弥生土器が引き上げられてきた。この謎に対し、多くの仮説が発表されたが、今も定説はない。「琵琶湖最大の謎」に挑んだ著者の新たな仮説(新説)とは?
目次
1 葛籠尾崎湖底遺跡の発見
2 湖底から引き上げられた遺物の概要
3 葛籠尾崎湖底の土器はどこから来たのか―謎を解く重要な情報(ヒント)がある
4 早期縄文土器を持った縄文人はどこから来たのか
5 遺跡の成因について発表された仮説とその検証
6 私の仮説(新説)
7 私の仮説の検証と補強説明
8 8つの謎は解き明かされたか
9 縄文時代から弥生時代へ…―葛籠尾崎の縄文人はどうした?
著者等紹介
山口隆雄[ヤマグチタカオ]
1942年長崎県長崎市生まれ。1965年九州大学工学部卒業。立石電機(現・オムロン株式会社)に入社。主に研究開発部の部長・参与として職務を全うする。会社の主力工場が琵琶湖の近くにあったことから、入社当初より琵琶湖に興味を持つようになり、その400万年前に遡る誕生の軌跡や琵琶湖周辺の縄文遺跡について長年にわたり調査・考究をおこなってきた。所属学会、協会、NPO:日本陸水学会、考古学研究会、(財)日本エスペラント協会、歴史街道推進協議会・歴史街道倶楽部、認定NPO法人びわ湖トラスト、認定NPO法人緑の地球ネットワーク(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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