出版社内容情報
生活保護制度は最大限活用せよ!
約1万人もの生活困窮や居住支援の相談にのってきた、著者が語る生活困窮者のリアル。
内容説明
生活保護制度は最大限活用せよ。
目次
第1章 右肩上がりで増加しつづける生活困窮者
第2章 大阪市西成区
第3章 生活困窮者のリアル
第4章 NPO法人創業のきっかけ
第5章 現場から行政にいいたいこと
第6章 居住支援には大家さんの理解が必要
著者等紹介
坂本慎治[サカモトシンジ]
NPO法人生活支援機構ALL代表理事。大阪居住支援ネットワーク協議会代表理事。株式会社ロキ代表取締役。1988年生まれ、大阪府出身。中学卒業後、鳶職を経て某大手賃貸仲介業者へ就職。入社後まもなくNo.1セールスマンに輝く。その後、売買・収益・管理案件とさまざまな仕事をこなしながら、一方で生活保護者や障がい者を受け入れない大家に疑問を抱き、25歳の時にNPO法人生活支援機構ALLを立ち上げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
vinlandmbit
37
図書館本。YouTubeで著者坂本さんのNPO法人の動画を観て知り、とても興味深く、それをきっかけに本書を手に取り読了。コロナ禍による生活困窮者の方々の影響や、困り果てた生活困窮者の方々に住む場所を提供する事の重要性等、リアルな実情含めて示唆多い一冊です。生きる希望者持つにせよ一からやり直すにせよ住む場所はなくてはならず。目を背けず今の日本の実情はしっかり理解しておかねばと感じます。2022/06/09
香菜子(かなこ・Kanako)
19
大阪に来たらええやん! 西成のNPO法人代表が語る生活困窮者のリアル。坂本慎治先生の著書。生活保護は気軽に受給していい。坂本慎治先生のお言葉に勇気づけられる人も多いはず。坂本慎治先生のような方が政治家や自治体職員にいたらきっと日本はもっと良くなる。生活保護を受給するために卑屈になったりする必要なんてどこにもない。他人から見下げられたり偉そうに説教される筋合いもない。生活保護関連の業務についている自治体職員にこそ読んでほしい一冊。2022/01/13
DEE
10
不正受給に目がいったり、年金よりも多い額が支払われると思えば、なんとなくモヤモヤした気持ちになるのも分かる。でも、生活保護を使って1日も早く社会復帰した方が、やや長い目で見れば経済的にも社会としてもいいことだとも思う。コロナと物価上昇でさらに不透明なこの先。自分は無関係なんて言い切れる人はそうはいないのだから。2023/01/26
たません
5
日本には生活困窮者が意外と多い。多分、知らない人が多いと思うし、私もあまり実感はない。そして、生活保護のイメージはやはり良くない。自分だったらどうするだろうか。失業は他人事ではない。すぐに次の仕事がみつかるかどうか、自信はない。どのくらい生活できるんだろう、考えると不安になる。この本を読んで、生活保護は新しい道を作る基盤を固めるための手段なんだと初めて理解できた。でも、その制度を利用することは案外難しい現実にはいささか疑問だ。特に障害をもつ人にこの国はいつも厳しい。障害者、高齢者、弱者に厳しい社会なんだ。2021/12/14
ニャニャニャニャ
4
面白かった!本棚はうんに整理したけど良かった!○見捨てない。孤独にしない。これが私たちの「志」です。○この言葉に全て現れているような本だった。頑張ってください!!!!!!!この本を読み終わった日に子供食堂を運営してる人と出会ったり、人生は面白い❗️と最後まで言いたいのでよろしくお願いします‼️ 2021/10/03