内容説明
江東区有明で強盗事件が発生。被害者は救急搬送されたが、病院で死亡が確認された。強行犯第一係の安積班が現場に向かい本格的な捜査が始まろうとしている矢先、犯人が自首してきたのだが、須田は納得がいかないようで―(第二話「暮鐘」より)。ひとつひとつの事件を、安積班の揺るがぬ正義の眼差しで解決に導く―。
著者等紹介
今野敏[コンノビン]
1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。卒業後、レコード会社勤務を経て、専業作家に。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞受賞。17年「隠蔽捜査」シリーズで吉川英治文庫賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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starbro
261
今野 敏は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 東京湾臨海署安積班シリーズも読み続けています。今回は、短編集なので軽~い感じでした。安積係長が竜崎署長に似てきている気がするのは、気のせいでしょうか? http://www.kadokawaharuki.co.jp/book/detail/detail.php?no=65552021/08/25
旅するランナー
251
安積班シリーズ。10短編。刑事たちの人間性が細やかに描かれ、メンバーの新たな魅力に気付きます。働き方改革、水上安全課、あおり運転など、取り上げられるテーマも面白いです。2021/11/07
いつでも母さん
187
安積班シリーズ最新刊は短編集。メンバーの新たな?面が知れたり、安定?の安積の心模様が面白く読んだ。短編だからかあっという間に結実する事件の数々。これはこれで好きだが、次は長編で会いたいな。2021/08/31
雅
110
安積班シリーズ。それぞれのキャラクターの個性がしっかり出ていて面白い。速水率いる交機隊がカッコ良すぎで好きです2022/05/08
ツン
109
久しぶりの安積班シリーズの短編集。確保、大物、実戦が好きです。速水や班員の知らなかった一面が見られるたのがよかったなかな。2021/08/30