明治維新と日本の城

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明治維新と日本の城

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  • サイズ 46判/ページ数 239p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784801308084
  • NDC分類 521.82
  • Cコード C0021

出版社内容情報

武士の権力を象徴した城は、明治維新によって存続の危機を迎えた。全国の城は解体が進み、在りし日の姿を失っていく。そんななか、城の建物・跡地の利用をめぐって、攻防戦が勃発。政府、陸軍、旧藩主、旧藩士、地元住民など、大勢の思惑が絡み合うなか、城の存廃は決まっていった。

城はいかにして、明治の危機を乗り越えたのか。その知られざるドラマに迫る。


【目次】

内容説明

城の存廃を賭けた知られざる攻防戦。行政やお殿様たちの間で建物・跡地の争奪戦が勃発。執念で保存運動を成功させた旧藩士や地元民たち。あわや破却というところで皇室の城になって存続。

目次

第一章 お城争奪戦(姫路城―城の用地を手にするために姫路市がとった奇策;和歌山城―城の下賜をめぐる旧紀州藩士と和歌山市の争い ほか)
第二章 執念の保存運動(松本城―破却が決まるも地元有力者が天守保存に動き出す;刈谷城―一〇年越しで保存を実現させた旧藩士の執念 ほか)
第三章 皇室の城になる(名古屋城―宮内省のバックアップにより取り壊しを回避;彦根城―明治天皇の特旨により保存への道がはじまる ほか)
第四章 お殿様、城を取り戻す(会津若松城―戦場となった城跡を日本の公園の父が整備;高田城―多額の借金を抱えながらも士族の育英・福祉事業を展開 ほか)

著者等紹介

安藤優一郎[アンドウユウイチロウ]
歴史家。1965年、千葉県生まれ。早稲田大学教育学部卒業、同大学院文学研究科博士後期課程満期退学(文学博士)。JR東日本「大人の休日倶楽部」など生涯学習講座の講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ちさと

27
江戸時代に入って多くの城は破却され、明治維新後には旧時代のシンボルはいらないと解体が進んだ。本書は、その明治維新後に「廃城令」が発布された後、各城がどんな運命を辿ったかに迫る。自分のゆかりのある土地や好きな城については興味深く読めたが、かなり堅苦しく郷土館の資料を読んでいるようで段々飽きてきた。表紙がイラストだったため、もう少し小ネタや面白エピソードを期待していた。行政と旧藩士間での城や跡地の争奪戦、助成金の申請、いろんなドラマがあったことがわかる。2026/07/12

ようはん

16
1873年(明治六年)の廃城令は厳密に言えば軍の管轄下に入る存城と大蔵省の管轄に移す廃城に分かれるが、城の維持管理の難しさと老朽化で建物を破却・払い下げするケースは多かった。この本ではいかにして天守閣等建物を守っていくか、あるいは残った土地利用をどうするか、土地を巡るゴタゴタ等の様々なドラマが語られている。少なくとも現在観光地として知られる城の多くは城の保全に努力した明治の人々の尽力があってこそであったのは間違いない。2026/05/23

カエル子

4
明治4年7月の廃藩置県で生まれた三府302県が、同年11月までに三府72県まで整理される。考えてみればあたり前だが、当初は各藩所有だった城に府庁県庁が置かれ、府県の整理に伴い不要な城に「廃城」への道が開かれる。職を失った藩主や藩士たちが城を維持管理していくのも大変なわけで、払い下げて生活の足しにしようとするのはあたり前。よそ者やならず者に買われて大変なことにならないよう私財を投じる人がいてくれたり、行政の中にがんばれる人が現れたり、皇室に泣きを入れたり、各地でいろいろあったのねーというのをしみじみ読んだ。2026/10/21

わ!

4
以前、尼崎の歴史博物館の学芸員の人から、最近建てられた尼崎城の明治以降の顛末に関する講義を伺ったことがあった。その内容がとても面白かったので、この本のタイトルを見た時に、そんな話がさらに読めるのだと思って読みました。面白かったです。実は他の人の感想を読むと、あまり面白くなかったようなのですが…確かにお城の知識としては、あまり得るものは少なように思いました。廃藩置県直後、日本には3つの府と302の県がありました。それが現在の47の都道府県にまとまるまでを、お城を中心に成される紆余曲折が知りたい人にはお勧め。2026/05/20

kaz

1
気になる城のみ拾い読み。図書館の内容紹介は『城の建物や土地をめぐる激しい争奪戦、建物や城跡の保存運動、将軍や大名の城から皇室の城への変身…。明治維新後に全国各地の城を舞台として繰り広げられたドラマの数々に迫る』。 2026/10/17

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