出版社内容情報
本作は、「恋」をテーマにした多様な作品で構成されるアンソロジーです。
心が弾むような恋のはじまりや、胸を引き裂かれるような恋の終わり、いつまでも記憶に残る叶わなかった恋……。一口に「恋」といっても、甘酸っぱかったり、せつなかったり、心が躍ったりと、さまざまな後味を感じられることでしょう。
駅のプラットホームでよく見かけるお嬢さんに弾みで会釈をしてしまったことから恋が始まる芥川龍之介「お時儀」、別れた恋人への感情を赤裸々に綴る田村俊子「悪寒」、戦時中に亡くなった姪が秘めていた恋心を知る久生十蘭「春雪」、最期のときを共に過ごす二人の日々を綴った横光利一「春は馬車に乗って」……。
いずれも、あなたの胸にとっておきの読後感を残すことでしょう。
文豪たちが書いた珠玉の12編を、心ゆくまでお楽しみください。
内容説明
甘く、せつなく、心が躍る。胸を打つ珠玉の12編を収録。
感想・レビュー
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- 和書
- 立川談志自伝狂気ありて