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出版社内容情報
《アパレル店長が教えるやさしい服飾史》
ブランド物の服って、正直めちゃくちゃ高いですよね?
値段が値段だし、高品質でこだわっていることは分かるけど、それでも一見なんの変哲もない白シャツやパーカーが、普通に10万円を超えてしまうような世界です。
「それでも好きだから頑張って買う」という方と、「自分は理解できない」という方……両方いらっしゃると思います。僕はどちらの方にも読んで欲しいと思って、この本を書きました。
本書に書いてあるのはファッション全体の歴史、そしてその中で誕生してきた、たくさんの素晴らしいブランドたちの物語です。
アパレル業界は、ものすごく見栄っ張りでカッコつけなところがあります。おまけにプライドもめちゃくちゃ高い。だから、いざファッションの歴史について知りたいと思っても、小難しく説明してきたり、余白を残した抽象的な言い回しをしたりします。
不必要にハードルを上げてしまいがちなんですね。
そういった現状を打破する本にしたいと思い、カッコつけた言葉は使わず、可能な限り具体的な解説を心がけました。
服好きな方にとっては、よりファッションが楽しくなる1冊に。
なんとなく興味本位で手にとっていただいた方にとっては、新たな世界に踏み入れるきっかけとなる入門書に。
本書がそんな存在になってくれれば、幸いです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
anco
5
商品は模倣できてもブランド自体の模倣をすることはできない。品質の高さやデザインの良さだけでは示すことのできない無形の価値がブランドというモノの力。2024/10/06
pb_lack
0
各時代を代表するブランドの歴史や背景をコンパクトにまとまっており、語りおろし的な文章ということもあって読みやすい。ハイブランドを買う機会は少ないにしても、袖を通すことくらいはやってみたくなる。近年のブランドの動向や国内ブランドの紹介もあるところも参考にしやすい。なお、誤植がやや多い、文中の金額に単位がないのはやや気になるところ。白シャツが10万円する理由自体も書いてないけど、それはまあ「ブランド」というものを理解すればよしとする。2024/10/14