内容説明
GDP世界第4位転落!これだけは知っておきたい日本と世界の問題点。
目次
1 日本編(巻頭言 やり方次第で自動車産業を上回る規模へ。観光産業こそが日本経済の起爆剤となる;少数与党の石破首相は「名宰相」として歴史に名を残せるか?;日経平均株価の最高値更新は「失われた30年」の終わりを意味するのか?;日本衰退の象徴であるGDP世界第4位転落からの回復は可能か?;繰り返される「政治とカネ」問題に終止符を打つために、何を行うべきか? ほか)
2 海外編(巻頭言 空前の選挙イヤー2024を振り返る。台頭するポピュリストリーダーたち;世界的な右傾化トレンドにストップをかける方法はないのか?;新たな地政学リスクの中、日本の外交姿勢は対米追従のままでよいのか?;「トランプ圧勝」の大統領選。“ピンチヒッター”ハリスのリードはなぜ失速したのか?;イスラエルとパレスチナの「不毛な戦い」に終止符を打つ方法は残されていないのか? ほか)
著者等紹介
大前研一[オオマエケンイチ]
早稲田大学卒業後、東京工業大学で修士号を、マサチューセッツ工科大学(MIT)で博士号を取得。日立製作所、マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て、現在、ビジネスブレークスルー大学学長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あすなろ
87
2024年は、地球に暮らす4割以上の人々が選挙に関わった空前の選挙イヤーだった。そんな内容から始まる大前研一氏の恒例プレジデント誌連載再編集収録版である。やはり大前氏の文章と書かれてある内容には納得させられてしまう。2050年には4割の地方自治体が消失する予測に対する提案等、国内外政治分析力等、自説を持って読まされ学びもある。ここまで現在、力ある自説を展開出来る方が我が国に居るだろうか。良かれ悪かれ勉強させて頂きました。2025/01/07
Willie the Wildcat
52
日米を軸に論点に切り込む著者。私自身の軸を再認識・再考すべく、著者の視点に自身の立ち位置をぶつける。相違、本質、自に大別。相違を踏まえて本質を見極め、自(軸)を磨く!読後頭に浮かぶ、『軸』と『終の住処』。前者の直球が「AI人材力」、変化球が「株価」。後者の直球は「地方自治vs.都政」、変化球が「医療制度」。株価は資産形成以上に、世の中の動きを学ぶ鍵。一方、医療制度はQOL、”終”の鍵。相違の観点で興味深いのが「台湾」。今後の過程と成果に注視。なお、各章冒頭に論点、最後に結論と用語集があるのもメリハリ也。2025/01/03
モーモー
21
御年82歳になりながら、まだまだ第一線の提言をし続ける大前氏。観光立国としての日本の立て直し、農業の課題など耳を傾ける提言数多くあり。 東京都知事選挙で5億円の私財を使用した、ツアーガイドのアルバイトでプレゼン力を蓄えた等、様々な経験してますね2025/03/24
ヨムヒト
15
大前さんの日本の論点は時事テーマの整理にはやはり良い。24年10月1日から首相になった石破さん。歴代首相と比較すると政策テーマが多すぎてブレるかもしれない。選択と集中が必要との由。1972年の田中角栄は『日本列島改造論』、1980年代の中曽根さんは『日米イコールパートナー』、『3公社5現業の民営化』、2001年の小泉さんの『郵政民営化』。内政・外交で1個ずつと絞る必要があろう。選挙で行くと、都知事選。政治家と金の問題。エストニアでは完全に資金の流れが公開されている。ネット投票も実現している。日本は遅れる。2025/01/12
はやたろう
11
1から2年前に書かれているので、今更感はあるが、流石にどのお題に対しても視点が鋭い。読んでいると世界を動かしているのは大前さんなのかと思ってしまうぐらい、世界政治、経済の転換点に関わっていることが驚き。何者感満載2025/05/15
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