内容説明
新型コロナはただの風邪?PCR検査は信用できない?死者数が捏造されている?新型コロナはビル・ゲイツの陰謀?ワクチンを打つと磁石化する?ワクチンでゾンビ化する?ネットや書籍にはびこる怪しい言説を徹底検証!デマ、陰謀論にはもう騙されない!
目次
第1章 押さえておきたい新型コロナの基礎知識
第2章 新型コロナの検査・予防・治療に関する言説の検証
第3章 押さえておきたいワクチンの基礎知識
第4章 ワクチンの予防効果に関する言説の検証
第5章 ワクチンにまつわるその他の怪しい言説の検証
第6章 新型コロナとワクチン陰謀論の検証
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミライ
33
新型コロナやワクチンのデマや陰謀論について解説した一冊。反・反ワクチン本といった感じで「水銀が入っている」とか「ゾンビ化する」「マイクロチップが入っている」の ような陰謀論周りが医師の意見と共に検証される。納得できる内容もあれば納得できない内容もあったりする、結局は新型コロナもワクチン対応も自分の頭で考えて行動するのがベストかなと。そういうわけで、こういった本を読むのは視点を増やす意味で非常によいといえる。2021/12/30
新田五郎
3
新型コロナやコロナワクチンに関する素朴な疑問に、項目別に回答。個人的には新型コロナ禍以前から「反ワクチン」の運動が根強く存在することが簡潔に書かれており勉強になった。くだらないデマも真摯に否定しているが、デマを信じている人はこの本を読んでも信じないのだろう、と虚無感も感じる。 でもやはりこういう本は出なければいけない。懐疑主義の観点からすれば、生死に関わる点においてコロナ禍はオウム事件同様シリアスな領域だ。あやしげなものが好きな人は、新型コロナの「とらえられ方」の現状から目をそらすべきではない。2022/01/12
oritako
1
SNS等で断片的に目にする「不確かなこと」について、論理的にかつエビデンスとともに「現時点でもっとも確からしいこと」を示してくれる本。Q&Aになっていて読みやすい。 なお、表紙を見て、一瞬、間違えた本を買ってしまったかと焦ってしまった。いわゆるトンデモ系にハマってしまった人が、同類の本と思って手に取ってくれたら…とも思う。2022/02/27