感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きみたけ
49
著者は「ざんねんな偉人伝」「ざんねんな歴史人物」がベストセラーで有名となった著述家・偉人研究家の真山知幸氏。 戦国大名を企業に見立てながら、現代の経営者だったら彼らはどんなトップでどんな経営をしたかを解説。織田家、実力主義でトップが怖いベンチャー企業。徳川家、人材を生かして組織力を強化したホワイト企業。武田家、アピール上手だけど内情は危ない老舗企業など。自分だったら安定感抜群の毛利家に就職かな。2021/09/05
ロマンチッカーnao
22
上杉家・努力や苦労が報われないブッラク企業。織田家・トップが怖い実力主義のベンチャー企業。毛利家・理想的なホワイト企業など、戦国大名を企業に例えています。強いイメージの武田信玄だが実は、強い部下に常に気配りをするマネジメント。それに親を追放しているだけに、自分も居つやられるかわからないので、疑心暗鬼がすごいとか、上杉謙信の義理固く、天下を望まず、助けを求める人には助けに行く。そんなトップの下で働くと版図が増えないので給料は増えず、雪国なのに、雪を超えてまで助けに行くので、そのブラックは群を抜いて居ます。2020/10/18
スプリント
16
戦国大名を企業に見立てることで特色が分かりやすくなりました。新たな一面も見えて面白い着想の本です。2021/04/09
はる坊
16
自分も家臣になったつもりで、本を読み進めた。 僕はホワイト企業の毛利家か、ついてくのが大変そうだけど魅力的なトップの真田家がいいかなー2020/10/16
ニョンブーチョッパー
10
★★★★★ 戦国大名って一族で名前が似てたりするせいで混乱してしまって、どうにもとっつきにくい感じを持っていたのだけれど、各大名の戦略を企業の戦略としてみる本書の企画はとてもおもしろく理解の助けになる。現代のようにルールで縛られているわけではないから、ある程度の「ブラック企業」になってしまうのは仕方がないかもしれないけれど、「ホワイト企業」のである方が、結果としてプラスになるという点は今も昔も変わりないのかもしれない。上田城の戦はサマーウォーズで万助が話していた合戦の話か?2021/07/27