内容説明
東日本大震災の義援金は世界最高額の200億円、日本文化をこよなく愛する親日族、日本の新幹線技術を導入した台湾高速鉄道…日本人が知らない親日の本当の理由とは?蔡英文・新政権下の日台関係が見えてくる。
目次
第1章 私が見た戒厳令下の中華民国台湾省(児玉総督の銅像に蒋介石の頭を乗せた国民党政権;日本時代を讃える周維新脳神経外科院長 ほか)
第2章 日本統治時代の台湾(台湾が歩んできた道のり―オランダ占領から台湾を解放した鄭成功の母親は日本人;日本統治時代始まる ほか)
第3章 戦後の台湾―蒋介石政権から陳水扁政権まで(二二八事件がもたらした親日観;日中国交回復と日台断交 ほか)
第4章 現在の台湾―馬英九政権から蔡英文政権へ(近代日本を研究する台湾人留学生・江永博さん;台湾の東日本大震災義援金は世界最多の200億円 ほか)
著者等紹介
田代正廣[タシロマサヒロ]
1942年、船橋市生まれ。慶応義塾大学卒業。電子機器会社に勤務。その勤務時代に台湾駐在を体験する。第二の人生を迎えてから、ISO9000及びISO14000の導入等のコンサルタント業務を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫砂茶壺
6
台湾の来歴から親日的な国民性の理由を説明している。台湾について一通りの知識がおさらいできる内容。ただ、著者が「本省人」のことを外省人に比して「内省人」と書くのはいただけない。しかもこれが最初から最後まで何百回も誤用が繰り返されるのにはウンザリする。買わなくていい本。2018/09/30
Daisuke Oyamada
0
本書はこんな言葉から始まる。 台湾は、一度訪ねればまた行きたくなると思うほど好印象を与えてくれる場所だ。ひょっとして、私が日本人だから温かく迎えてくれるのかなと勝手に思ってしまうほど台湾人は優しい。ところで、なぜ台湾は、日本に対してこれほどの好意を寄せてくれるのであろうか? 日本統治時代が良かったからとか、台湾とはアニメや日本文化を通じて広い交流があるからという見方もあるが、それだけでは納得できなかった。そこで、戒厳令下の台湾に駐在経験のある私自身が・・・ https://bit.ly/3J9z2BE2023/02/10