内容説明
スカイツリーや雷門ほどの知名度はないけれど、メジャーな観光地では味わえない「何か」を秘めている、東京とその近郊のディープなスポット・イベント潜入ルポ。普段、あまりスポットライトが当たることはありませんが、訪れてみればとてもエキサイティングな施設や催しが、実は、至るところに存在しているのです―。
目次
刑務所製品即売会は、ドンキ並みの品数と安さ!?―全国刑務所作業製品展示即売会(全国矯正展)
肉好きならば一度は見学しておくべきかも―お肉の情報館
「激安」を超えた「狂安」洋品店―のとや(石神井公園店)
プロパガンダ映像が満載?―原子力ライブラリ
下の毛の処理に困ったら…―アンダーヘアカットサロン
テーマソングは「寺ズッキュン」な萌えるお寺―了法寺
日本の玄関口の裏の顔―成田空港とその周辺地域
全長2・2キロの日本最短路線―芝山鉄道
大災害に備えてシミュレーション!―そなエリア東京
見るだけならば捕まらない―東京都薬用植物園〔ほか〕
著者等紹介
のなかあき子[ノナカアキコ]
東京都出身。ライター/イラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
猫丸
13
訪問先のチョイスが良い。それ以上に著者「のなかあき子」氏の人間性に惚れた。これ、ジャンル的には安いコンビニ本の範疇に入るだろうけれど、内容は万人にオススメのナイスな本。「ミャンマー」は軍事政権の色彩の濃い名称で民主派は「ビルマ」呼称を推奨しているなんて話が織り込まれている。新大久保のコリアン美容院訪問記は「夢十夜」にありそうな幻想的体験を綴りブンガクしている! 成田周辺の警備地域や小笠原諸島での哨戒船徘徊などに独立国とは名ばかりの21世紀ニッポンの姿が描かれている。2019/12/13
おやぶん
5
普通なら観光スポットにしないようなところに 焦点を当てて色々回ってるところが非常に面白かった。 成田空港ってもう完成されてると思ったら まだ住民が住んでたりもするんやね。 一度行ってみようと思ってた場所があったりして 自分の目の付けどころもなかなかのものだなと思いながら読み終わりました。 小笠原諸島なんて面白そうなので行ってみたいけど めっちゃ時間がかかることに気づいて断念しました・・・2016/05/10
カマー
4
「中野ブロードウェイ」「猿島」等割と有名な場所や「ふれあい下水道館」「少年鑑別所展」「原子力ライブラリ」といったそんなのあるんだといったマニアックな場所を取材してるのが面白い 個人的に行ったことがあるのは「中野」と「工作船展示館」だけですね 2015/11/26
くらーく
2
あまりディープと思わないのだが。アンダーヘアカットサロンなんかはディープだと思うけど、成田空港とかそなえーるとかの施設は行こうと思えば、誰でも行けるし、実際行っているところも多い。 女性であるところが、ポイントなのかも。あとは、好奇心と行動力だな。年を取ると、行かなくなるし。 久しぶりに行動しようかな、という気にさせてくれた本。でも、いかないだろうな。 小笠原の父島は、行って見たいなあ。住んでみたいなあ。今の時期は特に良いだろうな。避粉したいわ。2019/03/09
Yuki Ueda
2
読んでいて驚いたのは筆者が女性だったこと。 それなのに怪しいところへ自分から冒険しに行く姿は格好良いなと感じる。2016/03/02