内容説明
巨額の資金と、大勢のスタッフや俳優、時間を注ぎ込んで作られる映画の裏では、信じがたいトラブルや悲劇に見舞われることもある。爆破予告があり上映中止になった「ブラック・サンデー」、公開直後に監督の妻と子供が殺された「ローズマリーの赤ちゃん」、わいせつを巡り監督が訴えられた「愛のコリーダ」など、映画そのものよりも、そのトラブルが目を引くものも少なくない。本書では、古今東西の「ワケありな映画」を46本収録した。読了後、何気なく観ていた映画の「裏側」が気になる1冊。
目次
第1章 上映禁止になったワケありな映画(『時計じかけのオレンジ』;『ガキ帝国 悪たれ戦争』 ほか)
第2章 悲劇に彩られたワケありな映画(『ローズマリーの赤ちゃん』;『ラストタンゴ・イン・パリ』 ほか)
第3章 ソフト化を封印されたワケありな映画(『ウルトラ6兄弟vs怪獣軍団』;『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』 ほか)
第4章 トラブル続きのワケありな映画(『地獄の黙示録』;『愛のコリーダ』 ほか)
著者等紹介
沢辺有司[サワベユウジ]
フリーライター。横浜国立大学教育学部総合芸術学科卒業。在学中、アート・映画への哲学・思想的なアプローチを学ぶ。編集プロダクション勤務を経て渡仏。パリで思索に耽る一方、アート、旅、歴史、語学を中心に書籍、雑誌の執筆・編集に携わる。パリのカルチエ散歩マガジン『pi´eton(ぴえんと)』主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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