〓田明と読む世阿弥―昨日の自分を超えていく

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〓田明と読む世阿弥―昨日の自分を超えていく

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  • サイズ B6判/ページ数 184p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784822258979
  • NDC分類 773
  • Cコード C0034

出版社内容情報

「人生100年時代」を最後までわくわくと力強く生きるヒントを与えてくれる1冊。。昨日の自分を超えていく――。
ライバルは「昨日の自分」。
他人と自分を比べず、「自分史上最高」を全力で追う。
ただそれだけでいつか自分がなりたいと思う自分になれる。
ジャパネットたかたの創業者・高田明が
いつも頑張っているあなたに伝えたい成長のルールとは。

誰かと自分を比べて息苦しく感じている人、
伝えたい思いが相手に伝わらないと悩んでいる人に。
「人生100年時代」を最後までわくわくと力強く生きるヒントを
与えてくれる1冊。

不遇の時代をいかに過ごし、絶頂のときにいかに慢心を抑えるか。
他人の評価に一喜一憂することなく、ただ、ひたすらに自分の
夢を追い続けるための心構えとは何か。
外見を飾り立てるのではない、内面からにじみ出る人の美しさとは何か――。

ジャパネットたかたの創業者、高田明氏が600年の時を超えて出会った盟友が世阿弥。
能を大成した世阿弥の名言「初心忘るべからず」「秘すれば花」などを
高田流に読み解き、現代人に役立つエッセンスを紹介。

ビジネス誌「日経トップリーダー」の連載「高田明と読む世阿弥」を再構成し、
大幅に加筆。能研究の第一人者、増田正造氏が監修し、初心者も楽しく読めて
内容の濃い解説4編を寄せる。


◆はじめに 

◆第1章 〈積み重ねる〉 自己更新
 変えられないことで思い悩まない
  ― 「時の間にも、男時・女時とてあるべし」
 未熟であるということは、まだまだ成長の余地があるということ
  ― 「当流に、万能一徳の一句あり。初心忘るべからず」
 ライバルは「昨日の自分」。慢心は落とし穴 
  ― 「時分の花をまことの花と知る心が、真実の花になほ遠ざかる心なり」

◆第2章 〈伝える〉プレゼンテーション
 話す順番を間違えると伝わらない 
  ― 「一切の事に序破急あれば、申楽もこれ同じ」
 独りよがりにならず、機を捉える 
  ― 「調子をば機にこめて声を出すがゆへに、一調・二機・三声とは定むるなり」
 情報も腹八分目がいい。余白の効果 
  ― 「心を十分に動かして身を七分に動かせ」
 テクニックは人間性を超えられない
  ― 「非風かへて是風になる遠見あり」
 自分の言い分だけ連呼していたら相手の心に届かない 
  ― 「離見の見にて見る所は、すなはち、見所同心の見なり」
 自分ではなく、相手のタイミングで 
  ― 「これ、諸人の心を受けて声を出だす、時節感当なり」
 すべての独創は、模倣から始まる 
  ― 「この理を知ること、まことの物まねなり」

◆第3章 〈変える〉 革新
 180度変えなくたっていい 
  ― 「花と、面白きと、めづらしきと、これ三つは同じ心なり」
 うまくいっても次がある 完成はない 
  ― 「ただ、花は、見る人の心にめづらしきが花なり」
 そのときの正解が正解 
  ― 「ただ、時に用ゆるをもて花と知るべし」
 相手の期待を超えていく 
  ― 「秘すれば花なり。秘せずば花なるべからず」

◆第4章 〈つなぐ〉 永続
 人生には終わりがあるが限界はない 
  ― 「命には終りあり、能には果てあるべからず」
 期待が不安を少しでも上回ったらやらせてみる 
  ― 「家、家にあらず。継ぐをもて家とす。人、人にあらず、知るをもて人とす」


高田 明[タカタ アキラ]
著・文・その他

増田 正造[マスダ ショウゾウ]
監修

内容説明

ジャパネットたかた創業者の「自分史上最高」を追う生き方。

目次

第1章 “積み重ねる”自己更新(変えられないことで思い悩まない―「時の間にも、男時・女時とてあるべし」;未熟であるということは、まだまだ成長の余地があるということ―「当流に、万能一徳の一句あり。初心忘るべからず」 ほか)
第2章 “伝える”プレゼンテーション(話す順番を間違えると伝わらない―「一切の事に序破急あれば、申楽もこれ同じ」;独りよがりにならず、機を捉える―「調子をば機にこめて声を出すがゆへに、一調・二機・三声とは定むるなり」 ほか)
第3章 “変える”革新(180度変えなくたっていい―「花と、面白きと、めづらしきと、これ三つは同じ心なり」;うまくいっても次がある 完成はない―「ただ、花は、見る人の心にめづらしきが花なり」 ほか)
第4章 “つなぐ”永続(人生には終わりがあるが限界はない―「命には終りあり、能には果てあるべからず」;期待が不安を少しでも上回ったらやらせてみる―「家、家にあらず。継ぐをもて家とす。人、人にあらず、知るをもて人とす」)

著者等紹介

〓田明[タカタアキラ]
ジャパネットたかた創業者、V・ファーレン長崎社長、A and Live代表。1948年長崎県生まれ。大学卒業後、阪村機械製作所に入社し通訳として海外駐在を経験。74年、故郷に戻り、父親が経営するカメラ店で働く。86年に独立し、「たかた」(現ジャパネットたかた)を設立。90年、ラジオ通販で手応えをつかみ、通信販売に軸足を移す。94年、テレビ通販に進出。やがて売上高1700億円を超える企業に成長。2015年、社長を退任。同時にA and Liveを設立。17年4月、サッカーJ2(当時)のクラブチーム、V・ファーレン長崎の社長に就任。同年11月の「奇跡のJ1昇格」に貢献した

増田正造[マスダショウゾウ]
1930年東京都生まれ。能研究家、武蔵野大学名誉教授、映像作家。早稲田大学文学部卒業。金春流名人・桜間金太郎(弓川)に師事。能楽協会機関誌「能」の編集から、批評活動、能の録音・撮影・録画に携わるほか、国内外の能の講演、解説など普及活動を続ける。『能の表現』(中央公論新社)、『能と近代文学』(平凡社、法政大学能楽賞受賞)、『世阿弥の世界』(集英社)など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミライ

40
プレゼン本ではたびたび名前がでてくるジャパネットたかた創業者の高田明さんの著書。高田さんが敬愛する、世阿弥の考え方を通して、「人生100年時代」を最後まで楽しく生きるヒントを散りばめた一冊。「積み重ねる」「伝える」「変える」「つなぐ」の4章から構成され、内面の心の持ち方だったり、前向きに生きていくための思考法を提示する(マインドセットだったりアドラー心理学だったりと最新の思想に近い考え方もあり)。なにより現在70歳!で現役バリバリの高田さんが、その考え方がすばらしいことを証明していると思う。2019/04/21

Gummo

17
「離見の見にて見る所は、すなはち、見所同心の見なり」(『花鏡』)。「離見の見」とは、役者が、観客の立場になって自分を見ること。客観的に俯瞰して全体を見る力。それは、観客と同じ気持ちになることでもある。2024/12/30

テイネハイランド

16
図書館本。前に高田氏の著書「伝えることから始めよう」を読み、すっかり氏のしゃべる内容や書く文章のファンになりました。その高田氏が、世阿弥の著書「風姿花伝」「花鏡」などについて本書では語るのですが、能について知らない一般読者でも興味深く読める内容になっていて、「日本一のセールスマン」だなと感心した次第です。本書の監修者である能の専門家・増田正造氏のコラムも数編本書には入っているのですが、プレゼンの内容がプロと素人くらい差があり、「どうやったら人に伝わるか」を真剣に考えている人は違うなと思ってしまいました。2018/11/23

ルル

11
600年以上の時を経て語られる人、世阿弥2018/08/15

ニッシャ

10
非常に良かった。 世阿弥の言葉は、今の時代でも十分に通じるものがある。 星4つ⭐️⭐️⭐️⭐️2018/04/25

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