内容説明
荒廃した地上を、神の如く軌道上より支配する“デウス”は自身のエネルギー不足を補うため、地球の各地に原子力発電施設を建設していた。中米エルサルバドルの小さな町ロスヴィオスの原発はその要ともいうべき施設だった。パリの本部を連邦軍の特殊部隊に急襲されたブレインたち「ザ・ウォール」のメンバーは、デウスへ一矢報いるべく密かにロスヴィオスへと向かうが、そこには謎の男バイロンの姿もあった。いやおうなくザ・ウォールの戦いに巻き込まれていくバイロン。そして、彼の抹殺を企むデウス。バイロンの失われた過去とデウスの関係とは何か―。SFハイパーアクションロマン待望のシリーズ第3巻。