目次
第一章 罪があるとしたら朝鮮の男を愛したことだけで―二〇歳で海峡を渡った母さんす
第二章 We have allegiance of both countriesよね―アメリカのために戦った日系二世
第三章 今の暮らしが、なんというか心配がないね―満州からブラジルへ
第四章 鳥はいいね、どこでも行けるし―サハリン残留日本人の家族の言葉
第五章 私たちは、外国人かもしれないが、ウチナーンチュである―ペルーからやってきた沖縄人
第六章 全部少しずつで、積み重ねでここまで来たんだ―中国の農村から都会へ、そして日本へ
第七章 言語は自由だ―ルーツはアイルランド、いろいろな言葉とめぐりあう
第八章 イベタンイベチカリ、あれは母親の願いがこもってたんだろうなあ―アイヌに生まれて、見失ったもの、見直せたもの
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
shikada
10
複数の言語で生きた8人の語りをまとめたインタビュー集。おもに戦争のせいで越境せざるを得なかった人々の人生が語られていて、壮絶の一言。炭鉱労働のために連行された韓国人と駆け落ちした女性、米軍で日本人向けのビラ(伝単)作りをした日系二世、サハリン残留日本人、満州からブラジルへの移住、アイヌや沖縄、中国農村etc… 越境先では言葉も難しく、少数派になって迫害されたり…侵略と戦争は母語で暮らす環境をも奪う。留学行くから英語勉強しようとか、平和な語学習得とはまったく別な、生きるために身に着けざるを得なかった言語。2026/06/15




