内容説明
空から吊り下げられた観音菩薩、死を看取る砂の凹み、崖の下に落っこちた名前、浴槽に横たわる見知らぬ女、落魄した天才詩人の告白、頭にこびりついて離れないメッセージ、在りし日の自分との邂逅…世界の無意識に出会うシュルレアリスム小説集。
著者等紹介
野村喜和夫[ノムラキワオ]
詩人。1951年、埼玉県に生まれる。戦後生まれの世代を代表する詩人のひとりとして、現代詩の先端を走りつづける。詩集に『特性のない陽のもとに』(歴程新鋭賞)『風の配分』(高見順賞)『ニューインスピレーション』(現代詩花椿賞)『ヌードな日』(藤村記念歴程賞)『薄明のサウダージ』(現代詩人賞)『美しい人生』(大岡信賞)、評論に『萩原朔太郎』(鮎川信夫賞)など。また、英訳選詩集『Spectacle&Pigsty』で2012 Best Translated Book Award in Petry(USA)を受賞、『ヌードな日』英訳版が英国詩書協会推薦詩集に選ばれるなど、海外での評価も高い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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