内容説明
ヴァルター・ベンヤミンの“恋人”として知られる、プロレタリア演劇に生涯を捧げた女優/演出家/コミュニスト/“職業革命家”、アンナ・ラーツィス。波乱に満ちた活動の軌跡、ベンヤミン、ブレヒトらとの交流、夫ライヒへの思いを赤裸々に語るとともに、実践により培った自らの演劇理論と芸術観を明らかにする。
目次
オリョール市、一九一八‐一九年、児童劇場
リーガ、ギムナジウム、ベフテレフ大学
マヤコフスキー、メイエルホリド、シャリャーピン、ユーリース・ラーツィスとの結婚
コミサルジェフスキー、メイエルホリド、タイーロフ
十月革命と演劇
内戦の終了、ユーリースと離婚
リーガの演劇とカーニヴァル
ベルリン、ライヒとの出会い
表現主義演劇、ミュンヘン、ブレヒト
イタリア、ベンヤミンとの出会い
パリの演劇状況、ベルリンでのベンヤミンとブレヒト
リーガ、政治演劇、“迫害される劇団”
モスクワ、ライヒ、トラー、クリノリン、ベンヤミン、ラップ、児童映画館
再びベルリン、文化映画、ベッヒャー、「プロレタリア児童劇」、ヴェルトフ
再びモスクワ、トレチヤコフ、ブレヒト、ピスカートア、国際革命演劇同盟
“スカトゥヴェ”劇場
ヴァルミエラ劇場、ライヒ
著者等紹介
桑野隆[クワノタカシ]
1947年、徳島県に生まれる。東京外国語大学大学院修了。東京工業大学、東京大学、早稲田大学でながく教鞭をとった。専攻、ロシア文化・思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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