内容説明
「隣人」としてのデリダ、ナンシー、デュラス!そのたびごとの「過激な問いかけ」に、ダンスをするように応答すること―フランス現代哲学の星座の中を駆け抜けた著者による、「友愛」の実践としてのフィロソフィア。論文、書評、対談、エッセイをはじめとした、あらゆる形式のテクストを収録。
目次
第4部 死の秘密、Merci―ジャック・デリダ(「アレテイアのよるべない特異性」;“エクリチュール”の衝撃;何を尊敬しなければならないのか?―八〇年一一月二六日;死と欲望―民主主義について;書評テクスト―火の場処なき場処)
第5部 さまざまな出会い―エキノクスの城・希望の実験室(星々、遠くまたたいて;来るべきものを見守るために―ラクー・ラバルトとナンシー;共同体・倫理・他者―ブランショとレヴィナス;生の絶対的な肯定性―ドゥルーズとガタリ;恐怖・愛・美―デュラス/ダミッシュほか;書評テクスト(文学)―「生は秘密なのだ」
書評テクスト(人文科学)―「唯一の驚異、それは言語なのである」
美、ディスコルディアとして―H・ダミッシュへの返答)
第6部 “人類”という“非人間”のための責務(Je vous aime;危機と対峙する「知」―センプルンに学ぶ;フィロソフィア、火;“返歌”水のあはれ、灰にこたえて)
著者等紹介
小林康夫[コバヤシヤスオ]
1950年、東京都に生まれる。東京大学名誉教授。哲学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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