内容説明
1910年に初めてロンドンでポスト印象派のセザンヌ、ゴッホ、マティスらを紹介し、イギリス絵画の近代化を担った画家=美術批評家がジョット、デューラー、ルノワール、セザンヌらをはじめ、アフリカ、古代アメリカ、イスラムの芸術など広範な視座から論じたエッセイ集。
目次
芸術と生活
審美論
オットマンとワトノット
芸術家のヴィジョン
芸術と社会主義
芸術と科学
ブッシュマンの芸術
ニグロの彫刻
古代アメリカの芸術
ミュンヘンのイスラム美術展
ジョット アッシジのサン・フランチェスコ聖堂
フィレンツェの美術
ジャックマール=アンドレ・コレクション
デューラーと同時代の芸術家
エル・グレコ
ウィリアム・ブレイクによる三点のテンペラ画
クロード
オーブリー・ビアズリーの素描
フランスのポスト印象派
バーリントン・ファイン・アーツ・クラブの素描
ポール・セザンヌ
ルノワール
個人建築のありうる姿
ジャン・マルシャン
回想
著者等紹介
フライ,ロジャー[フライ,ロジャー] [Fry,Roger]
1866年、ロンドンに生まれる。1934年、ロンドンに没する。イギリスの美術批評家、画家、デザイナー。ケンブリッジ大学において自然科学で優等賞を取るものの、画家を目指す。1906年から10年までニューヨークのメトロポリタン美術館の学芸員を務める。1910年、ロンドンで画期的な「ポスト印象派」展を開催し、セザンヌ、マティス、ピカソらを紹介した。13年にはデザイン工房「オメガ・ワークショップ」を設立
蜂巣泉[ハチスイズミ]
1948年、茨城県に生まれる。明治大学大学院文学研究科英文学専攻博士前期課程修了。元川口短期大学教授。専攻、イギリス十九世紀文学・文化
堀川麗子[ホリカワレイコ]
1977年、愛知県に生まれる。一橋大学大学院言語社会研究科博士後期課程中退。専攻、十九世紀イギリス美術(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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