出版社内容情報
精神と身体の二元論から切り捨てられ、これまで近代合理主義に冷笑されてきたが、なおも存在の基底に横たわり,われわれの生をささえる〈魂〉とは何か。ある女性から届いた一通の手紙をきっかけに,「精神」とは異なる位相にある〈魂〉の煌めきを,デカルト,パスカル,ヴェイユをはじめとする西洋の思想家を手がかりにして追跡した,美しい七つの手紙。オーム‐魂(アーム)、魂(アーム)‐オーム。かくあれかし(アーメン)!
フランソワ・チェン[フランソワ チェン]
著・文・その他
内容説明
渇きのはてにひとくちの水―ある女性から届いた一通の手紙をきっかけに、“精神”とは異なる位相にある“魂”の煌めきを、デカルト、パスカル、ヴェイユら西洋の知性と、“気”、“道”、“空”などの東洋の思想とを手がかりに追跡する、美しい七通の手紙。
目次
第一の手紙
第二の手紙
第三の手紙
第四の手紙
第五の手紙
第六の手紙
第七の手紙
著者等紹介
チェン,フランソワ[チェン,フランソワ] [Cheng,Fran〓ois]
1929年、中国江西省南昌に生まれる。1948年に渡仏。詩人・小説家・書家。2002年にアジア系初のアカデミー・フランセーズ会員に選出される
内山憲一[ウチヤマケンイチ]
1959年、長野県に生まれる。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。現在、工学院大学准教授。専攻、フランス文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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