出版社内容情報
1980年代から90年代にかけての今までのゴシック・カルチャーと2000年代からの新しいゴス・サブカルチャーとの研究成果をハイブリッドし、ゴシックに対する今後の視点と理論を示唆する魅力的なゴシック入門書。現代の消費社会においてゴシックは、ファッション、ミュージック、コッミック、玩具などさまざまな商品に表象され、いまや消費者が選択するライフスタイルの本質となった。
キャサリン・スプーナー[キャサリン スプーナー]
著・文・その他
風間賢二[カザマケンジ]
翻訳
内容説明
手を替え品を替え、世界に遍在し続けてきた不死の様式。その魅力を余すところなく考察した絶好の入門書だ。“恐怖の文化”から“ゴス・カルチャー”へ。
目次
序文 甦るゴシック
第1章 疑似ゴシック
第2章 グロテスクな身体
第3章 十代の悪魔たち
第4章 ゴシック・ショッピング
結論 ゴシックの終焉?
著者等紹介
スプーナー,キャサリン[スプーナー,キャサリン] [Spooner,Catherine]
ランカスター大学の英文学・文化教授。専門は十九世紀から今日にいたるゴシック小説と文化。特にファッションに関心を持っている
風間賢二[カザマケンジ]
翻訳家・幻想文学研究家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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qoop
7
劣化コピーを繰り返し、消費し尽くされたゴシック的なものの現代性を探求することにどういう意味があるのか気になって読んだが、なるほど、そもそもゴシックとはオリジンなく模倣されることで存続するジャンルであるのか、と。ならば時代のなかで遊蕩することこそゴシックの本義なのかも。四章〈ゴシックショッピング〉に見るような消費材としてのアクセサリー的なゴシックは拡大解釈の産物と思っていたのだが、むしろ拡大解釈されることの意味を問い直すべきだったか。2021/01/30
kana0202
1
古典的ゴシックから現代のゴス・サブカルチャー(コンテンポラリーゴシック)へ、参照される書物、映像作品が多かったのでわかりにくかったところ多々あり。2020/01/21
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