内容説明
優人は家のそばの古い団地で、“咲かずの桜”と呼ばれる古木をみつける。そこで出会った不思議な少女と、花を咲かせない桜の木のひみつとは…。
著者等紹介
たからしげる[タカラシゲル]
大阪府生まれ。立教大学社会学部社会学科卒業
こころ美保子[ココロミホコ]
1972年生まれ。文芸誌・書籍の装画を中心に、雑誌・広告・新聞の連載小説の挿絵など多岐にわたる。沖縄暮らしを経て、自然豊かな宮崎の里山にて暮らす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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こまっちゃん
6
古い公団団地の中にある1本の桜の木、桜子。桜子が咲かない桜になったその訳は...。団地育ちの昭和世代の方には、懐かしい情景が甦るお話です。2015/06/06
バジルの葉っぱ
1
仙台から東京へ引越してきたばかりの優人は、新居の近所の古い人気の少ない団地が気になって、行ってみることに。そこで、赤いカチューシャの女の子、桜子と出会う。優人は、桜子が実は団地内の桜の木の精で、ふたごの桜の木のうちの一人(本?)であり、ある事件をきっかけに咲かずの桜となってしまったことを知らされる…。 というストーリー。 ストーリー自体は児童書らしく、予想通りに進みハッピーエンドとなります。ドキドキハラハラ系ではない、読後に和み系の、ほっとした気分になれるお話でした。このところ寒さが厳しい日が続いてい2010/01/14