出版社内容情報
教育者と文筆家の夢を追い志半ばで没した「父」。家事から解放された後画家として頭角を表した「母」。妻の死後愛人と同棲を始めた「兄」……。
戦前から戦後に至るある一族のそれぞれの人生を描き、迷い、もがきながらも生きる「人間」の姿を浮かび上がらせる短篇小説集。
河村陽子[カワムラヨウコ]
著・文・その他
内容説明
人生は“樹”、家族は“林”。教育者と文筆家の夢を追い志半ばで没した「父」、家事から解放された後画家として頭角を表した「母」、妻の死後愛人と同棲を始めた「兄」…93歳が編んだ家族の物語。戦前から戦後にいたる一族の、それぞれの人生の一幕を活写し、迷い、もがきながらも生きる「人間」の姿を浮かび上がらせる短篇小説集。
著者等紹介
河村陽子[カワムラヨウコ]
1925年、東京に生まれる。六十歳から小説を書き始めるが、同時並行で母の介護にも追われる。百四歳で没した母を看取った後、現在は百歳の夫を介護する。『林』は九十三歳にして、初めて編んだ短篇集(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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