象徴主義と“風景”―ボードレールからプルーストまで

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象徴主義と“風景”―ボードレールからプルーストまで

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  • サイズ A5判/ページ数 385p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784801003750
  • NDC分類 950.2
  • Cコード C0098

出版社内容情報

19世紀の文学運動のなかでつねに特権的な主題であった〈風景〉。
ロマン主義や自然主義とは異なる〈風景〉を捉えた象徴主義の作家たちに焦点を当て、ボードレール以後の作家たちがいかに〈風景〉と対峙したのか、その意味を剔抉する。

緒言――〈風景〉に対峙する象徴主義/坂巻康司

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ボードレール散文詩における他者という風景/廣田大地
ボードレールにおける風景と個性/清水まさ志
デボルド=ヴァルモールが描く夢とうつつの風景――『未刊詩集』を中心に/岡部杏子

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ランボーの原風景――青の逃走/田島義士
ランボーと風景/深井陽介
バンヴィルにおける自然風景――1860年代までの作品に基づいて/松村悠子

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都市への眼差し――ボードレールからマラルメへ/坂巻康司
マラルメ三景――「地平を読み解く者」のまなざし/中畑寛之
視覚のミモロジスム――環境人文学から見たマラルメの?風景と詩?/立花史

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風景としての室内――ベルギー象徴主義における室内を巡って/三田 順
ジャリと風景の再構築――『昼と夜』における知覚と表象の関係を中心に/合田陽祐
不定形なものの美学――ヴァレリー『ドガ ダンス デッサン』を中心に/今井 勉
プルーストの〈風景〉――象徴主義との関連で/津森圭一

参考文献

編者あとがき

坂巻康司[サカマキコウジ]
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立花史[タチバナフヒト]
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津森圭一[ツモリケイイチ]
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廣田大地[ヒロタダイチ]
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内容説明

19世紀の文学運動のなかでつねに特権的な主題であった“風景”。ロマン主義や自然主義とは異なる“風景”を捉えた象徴主義の作家たちに焦点を当て、ボードレール以後の作家たちがいかに“風景”と対峙したのか、その意味を剔抉する。

目次

1(ボードレール散文詩における他者という風景;ボードレールにおける風景と個性 ほか)
2(ランボーの原風景―青の逃走;ランボーと風景 ほか)
3(都市への眼差し―ボードレールからマラルメへ;マラルメ三景―「地平を読み解く者」のまなざし ほか)
4(風景としての室内―ベルギーの象徴主義における室内を巡って;ジャリと風景の再構築―『昼と夜』における知覚と表象の関係を中心に ほか)

著者等紹介

坂巻康司[サカマキコウジ]
1967年生まれ。東北大学准教授(フランス文学、比較文学)

立花史[タチバナフヒト]
1974年生まれ。早稲田大学ほか非常勤講師(フランス文学・思想);

津森圭一[ツモリケイイチ]
1976年生まれ。新潟大学准教授(フランス文学)

廣田大地[ヒロタダイチ]
1981年生まれ。神戸大学准教授(フランス近代詩・抒情詩)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ラウリスタ~

10
ロマン主義的風景、あるいは写実主義的風景と言った時にはそこに何らかの統一的な見解があるだろうが、「ボードレールからプルーストまで」の広く「象徴主義の風景」は作家ごとにバラバラな印象を与えかねない。それでもそこにはロマン主義的な田園の風景を、(写実・自然主義(環境)、印象派(戸外)以外の方法で)どのように乗り越えるか(田園から都市へ、あるいは主観から客観へ)という共通の課題があるように思われる。ミシェル・コローの風景論が多くの論者の依拠する土台であるようだ。単に個別の作家研究をまとめたものにとどまらない大作2021/01/29

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