出版社内容情報
人類学は、形式的な学問分野を超える、私たちの知の倫理学(エシックス)そのものである。本書は、これまでの著者の数ある論考のなかから、〈文化人類学〉の傍らにおいて書かれたものを集成。初期のみずみずしい論考から単行本未収録の貴重な論文、そしてトリックスター人類学者=山口昌男への機知あふれるオマージュにいたるまで、著者の独創的な〈人類学的思考〉のエッセンスを凝縮した新アンソロジー。隠された知の復権に向けて。
今福龍太[イマフクリュウタ]
著・文・その他
目次
1 ゆれる事実、こだまする物語(社会科学をブラジル化する;荒野のロマネスク ほか)
2 ことば、風景、時間(詩としてのアメリカ;マリノフスキーの風景 ほか)
3 “知のヘルメス”の作法―山口人類学の「詩と真実」(詞華集の精神のもとに;ジプシーの精霊の声を聴きながら ほか)
4 叡智は隠されている(幻を見る人;非情のユートピアニズム ほか)
著者等紹介
今福龍太[イマフクリュウタ]
文化人類学者・批評家。奄美自由大学主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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