出版社内容情報
最終的な合意が成立し、わが国への導入も進むバーゼルⅢ。システム上重要な金融機関への対応やリスクアセット等の見直しなどのほか、今後の動向も含め、全体像を体系的に解説。
内容説明
自己資本の見直しを中心に、レバレッジ規制や流動性規制等を含めて広範囲にわたる規制改訂を行ったバーゼル3は、これまでのバーゼル規制を前提としており、規制全体を俯瞰するためには、バーゼル1、2やその後の規制変更も把握する必要がある。本書は、このように複雑化した規制体系をわかりやすく説明することを目的としている。本改訂版では、金融規制の見直しが、システム上重要な金融機関への対応やリスクアセット等に及ぶ中、これらの重要な規制変更の動きをアップデートした。
目次
第1章 金融危機を受けたバーゼル3への動き
第2章 バーゼル2の概要と金融危機を受けた課題
第3章 自己資本の見直し
第4章 カウンターパーティ・リスク捕捉の強化
第5章 流動性規制
第6章 レバレッジ比率
第7章 SIFIs問題と損失吸収力の向上、TLAC
第8章 リスクアセット等の見直し
第9章 その他の主要な課題
第10章 主要な各国規制
第11章 新たな金融規制の課題